asahi.comより「過去最大の揺れ検出か 地震で自動停止の女川原発」http://www.asahi.com/national/update/0817/TKY200508170392.html
先日の宮城県沖地震の加速度が、建屋の設計で想定した最強地震以上であったそうです。
原子力発電所の設計の考え方とは異なる点が多くあると思いますが、土木の設計基準(耐震に関するもの)は、
大きな地震で被害が出る度に、見直しがされてきています。
例えば道路橋示方書では、関東大震災(プレート型)と阪神・淡路大震災(直下型)を想定して、両方に耐えうるであろう、
という基準になっています。
ただし、ここ数年の大きな地震のいくつかは、局所的であれ、上記の地震を越える揺れがあったのではないかと思いますが、 今のところ設計基準の見直しには至っていません。(どこかで研究はされているのでしょうが、 基準という形になっていないだけかもしれません)
確かに、設計の想定を上回る地震であった場合、 構造物が壊れるのではないかと言う懸念が起きるわけですが(実際には想定を越えても幾ばくかの余裕はあるはずなので、 即時破壊したりといったことにはならないと思います)、過去発生した最大規模を基準にする、と言うやり方では、 どうしても後追いになってしまう、また基準をどんどん強化すると、構造物をどんどん強固にせねばならない(高価になる)、 というジレンマから抜出せない気がしてなりません。
土木構造物の場合、ジレンマから抜けだすやり方に変えていかないといけないかもしれません。
例えば、ある規模以上の地震では、構造物の部分的な破壊を許容する、破壊しても再建が容易な構造物にする、
というような発想が必要なのかもしれません。



