先日の北朝鮮のミサイル発射に関し、国連安保理で、発射を非難する「議長声明」が採択されました。「決議」 と異なり、拘束力は無いそうですが、記録には残されます。議長声明としては異例の強さがあるものだそうです。
日米韓はこの声明を歓迎とのこと。あまり乗り気でなかった中露の思惑を考えると、 この議長声明が落しどころだったのでしょう。採択までに時間はかかりましたが、 日本としてもそれなりの成果はあったと思います。
これから、諸国が北朝鮮に対して経済制裁などを行えば実効性が出てくるでしょうが、何分、 拘束力が無いので先行きが見えないところがあります。
北朝鮮はこの議長声明を受け、6カ国協議は脱退して核開発へ向うと意思表明をしています。 かの国の瀬戸際外交としては、想定内の反応でしょう。
対北朝鮮は、これからのアメリカの出方が問題になってくるようですが、 オバマ大統領がどう動いていくのか注目ですね・・・・本当は日本の出方も問題になってくれれば良いのですが、 現実はそうではないのです・・・
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安保理、北朝鮮非難の議長声明採択 「決議違反」明確に
2009年4月14日4時19分
【ニューヨーク=松下佳世、ソウル=箱田哲也】北朝鮮のミサイル発射問題で、国連安全保障理事会は13日午後 (日本時間14日未明)公式会合を開き、発射を非難する議長声明を全会一致で採択し、再発射の自制を求めた。
安保理議長声明は、弾道ミサイル関連活動の停止などを求めた06年の対北朝鮮制裁決議(決議1718) に違反した行為であることを明確にしたうえで再発射の自制を要求。 北朝鮮がさらなる挑発的な行動をとらないよう国際社会が強く迫る内容になった。
日本が求めていた新決議採択はならなかったが、法的拘束力がないとはいえ異例の強さの議長声明になった。
議長声明はほかに、北朝鮮に対して弾道ミサイル計画の関連活動の停止や計画の放棄などの決議の履行を、 国連加盟各国には制裁の履行を求めている。また、禁輸品目や資産凍結の制裁対象リストの月内の作成なども盛り込んだ。
採択を受け、安保理内の制裁委員会は早速、禁輸品目の追加や資産凍結対象団体の指定リストの作成に着手する。 日米はすでに独自指定している制裁対象団体などを基にリストアップを進めており、近く同委に提出する見通しだ。
■安保理議長声明の骨子
・決議1718に違反した北朝鮮の09年4月5日の発射を非難
・北朝鮮が同決議の義務を全面的に履行しなければならないと重ねて強調
・北朝鮮がさらなる発射をしないよう要求
・安保理内の制裁委員会に禁輸品目と資産凍結などの対象団体リストの作成を指示
・加盟国が決議1718に定めた義務(制裁)を全面的に履行するよう要請
・6者協議を支持、早期再開を要請
◇
〈国連安保理決議1718〉 北朝鮮の核実験を受けて06年10月14日に国連安保理で全会一致で採択された。 北朝鮮に対し「いかなる核実験または弾道ミサイルの発射もこれ以上実施しないこと」などを求め、 弾道ミサイル計画に関連するすべての活動の停止と計画の放棄を迫っている。同時に、 ぜいたく品の禁輸などの制裁措置を盛り込んだ。
2009年4月14日13時28分
【ニューヨーク=松下佳世、ソウル=箱田哲也】北朝鮮は14日、外務省声明を出して核問題をめぐる6者協議に 「再び絶対に参加しない」と脱退を表明。さらに「自衛的核抑止力の強化」を進めると宣言し、核開発の再開を示唆した。
朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は「国連安保理が我々の衛星打ち上げを論議したこと自体、 許し難い犯罪行為だ」などと非難し、「自主的な宇宙利用の権利を行使していく」と明言した。
そのうえで6者協議について「協議の参加国自身が国連安保理の名で(05年9月の) 共同声明の精神を否定した以上、さらに協議を妨害してきた日本が単独制裁まで科した以上、存在意義は喪失した」として、 「協議のいかなる合意にも拘束されない」と強調した。また「主体的な原子力エネルギー工業構造を完備するため、 軽水炉発電所建設を積極的に検討する」とした。
さらに、「自衛的核抑止力を強化していく」と宣言。 「6者協議の合意に基づいて無能力化した核施設を原状復旧させ、正常稼働させる。 使用済み燃料棒はきれいに再処理されるだろう」として、 寧辺の核施設の無能力化措置を中断して核兵器に転用可能なプルトニウムの取り出すことを示唆した。
ミサイルの発射について北朝鮮は人工衛星の打ち上げであり、宇宙の平和利用にあたると主張。 国連安保理が何らかの措置をとった場合、報復すると警告していた。今回のミサイル発射の背景には、 オバマ米政権との交渉を優位に進める狙いがあったのは確実で、反発を強める北朝鮮に対し、今後、米側がいつ、 どんな形で交渉を始めるかが最大の焦点となる。




火を見るよりも明らかだったような‥。
歴史上でも最悪の独裁者の国相手に
交渉とか、そもそも有り得ないでしょ‥。
今の内ならまだ犠牲は少なくて済むから、
日米は腹くくって叩き潰しにかからないと
10年後には、本当に核ミサイルが
日本全土に飛来して地獄を見ることに‥。
>日本全土に飛来して地獄を見ることに‥。
そういうことにならないように交渉をしていくということです。
相手は、核やミサイルを交渉のためのカードとして利用しているわけですね。
困ったものですが。