青森県が24年かけて開発したというりんごの新品種「あおり21」の品種登録が取り消しになった、というニュースが。
品種登録をしていると、青森県が30年間苗木を独占管理でき、生産するには県の許可が必要になるそうです。農作物の特許権みたいなものなんでしょうかね。
取り消しになった理由が、青森県が農水省に登録手数料6000円を期限までに支払わなかったためだそうで。担当者、あるいは担当セクションのうっかりミスでしょうか?
期待の新品種だったそうで、たったこれだけのために、30年間の独占管理権が無くなったのは確かにイタイ。名前を変えて再登録、ということはできないらしいので、また新しい品種を開発する必要があるそうです・・・・・大変ですね。
「あおり21」は、確か先日のNHKの9時のニュースで取り上げられていたような気がしますね。
皮をむいても、長時間酸化しない(実が赤茶けてこない)、ということで、見栄えを気にする飲食店でのニーズや、ジュースにしても添架物の量を少なくできる、といったメリットがあるなど、新しい需要を生み出すのではないか、といった内容だったと思います。
青森県にすれば、これをもし独占管理できていたら・・・と残念な思いでしょう。しかし、他県のリンゴ農家からすれば、ひょんなところからチャンスが生まれる可能性ができた、ということになります。
YOMIURI ONLINE
24年かけ開発した青森リンゴ、手数料納めず品種登録取り消し
青森県は24日、特産リンゴ「ふじ」に並ぶ有望品種として、24年をかけて開発した「あおり21」の品種登録が取り消されたと発表した。
農水省に手数料を支払わなかったためで、種苗法では名前を変えても同じ品種は再登録できず、新品種を開発し直すという。
2006年3月に登録を出願し、農水省は今年3月、官報に登載した。しかし、県の担当者は6000円の登録手数料を期限の1か月内に納めず、同省が今月17日付で取り消した。品種登録されると、県は30年間苗木を独占管理でき、生産するには許可が必要となる。県外に出さないこともできたが、登録取り消しで苗木流出の恐れが出てきた。
県は品種改良に毎年1000万円程度の予算をかけており、「あおり21」は1984年、「ふじ」と他品種を交配させて開発を開始。実に袋をかけなくても夏まで出荷できるのが特長で、手間をかけずに品薄の時期に高価格で売れる品種として期待が高まっていた。
三村申吾知事は記者会見で「残念至極な思いでいっぱいだ。大変悔しい」と涙ぐみながら陳謝した。
(2008年10月24日23時49分 読売新聞)



