2009.2.18発売だった、布袋寅泰の「GUITARHYTHM V」。「GUITARHYTHM」としては実に15年ぶりのリリース。約2ヶ月経った今、ようやく鑑賞。 懐かしの「GUITARHYTHM RETURNS」から始まる全17曲、1時間7分35秒。
全体を通しては、肩の力が抜け、好きなことをのびのびとプレイしているなあ、という感想。年月の流れの賜物でしょうか、昔よりも丸くなったようで。格好いい、ではなく、スマートさの方が強く、粒ぞろいで快い余韻が残る感じ。
野太い「III」からはまた違った方向性。やはり15年間が積み重なった「今」の布袋がいる、というアルバムでしょう。
オフィシャルブログでは「ポップアートとしてのロックンロール、ここに極めたり」 と表明されています。
Vに収められた各曲のタイトルにちりばめられたイメージは、宇宙、空、未来、など前向きで広がりを感じさせるもの。どちらかと言えば極めた完成品、というより、これから広がる可能性を秘め、力強さを感じさせるカオス的状態であるように思いました。
方向性が収束してきて、ある完成形に近づくのは、VI、VIIあたりか。
私のお気に入り
6.風の銀河へ
14.天空のDIVA
15.APPLES