先日、橋下知事が、老朽化する大阪府庁をどうするか、という案の一つとして、南港のWTCに府庁を移転する、
という案をほのめかしていましたが、今日、大阪市の平松市長に対して、正式に案を表明したそうです。
大阪ワールドトレードセンター・WTCは、経営が悪化し、大阪市の「負の資産」と化している第3セクター。
再建は断念され、後の処理をどうするかという状態になっていますが、それほど多くない選択肢に、
新しい方法が一つ加わることになりました。
府庁移転となれば、幾分かは後処理ができるのかも知れませんが、全ての債務がきれいに片付くわけでもなく、
大阪市としては手放しで歓迎というわけにはいかないようです。
大阪府としては、現庁舎を耐震補強するコスト程度で、WTCを利用できるようになるなら、
新庁舎建設よりもはるかに安上がり、ということなのでしょう。ただ、トップダウンの提案で、府議会では
「これまでの検討プロセスを軽視している」という反発もあるようです。
これから賛否両論で、他の案と共に議論されることになるのでしょうが、発想としては面白いと思います。「素人」
を自認する橋下知事の面目躍如たる感じがします。
ただし、南港は大阪市中心部から行きにくい場所であり、そこに府庁が移るというのは、行きにくくなる、
ということを意味します。府庁ほどの大規模な機関が移転すれば、それにあわせて人の流れも変るのかも知れませんが、
はたしてそう簡単に行くのだろうか、という疑問はあります。
移転を考えるのなら、なぜWTCやATCなど、南港に立地する施設が振るわないのか・・・・
よく考える必要がありますね。
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