大阪市立小学校の校長が、6年生の児童7人の頭を手で叩いたとして、戒告処分となったそうです。
処分を受けた校長は、「指導のつもりだった。深く反省している」として昨日付で依願退職したとのこと。
大阪市教委は、桜宮高校の体罰自殺問題のこともあり、体罰にナーバスになっているのでしょう。今回問題のあった小学校が桜宮に近い都島区内だそうですから、なおさらかもしれません。
しかし、7人の頭をしばくに至った理由が、一人が校内にナイフを持ち込んで他の子供を脅し、一緒にいた六人の同級生が先生に知らせなかったから、ということです。
これは、明らかに児童らの方に非がありますし(ナイフを使った1名はともかく、他の6人も同罪扱いというのはどうか、という意見はあるかと思いますが)、一発ずつ叩いた、怪我は無し、というのであれば、私の感覚では十分に指導の範囲だと思えますね。
私が子供の頃は、そういうのが珍しくなかったので、そのように思うだけかもしれません・・・・ただ、体罰に限りませんが、今は、ケースバイケースで無く、ただ包括的に物事を扱うことが多い気がします。
とは言っても、大阪市教委も体面上、処分せざるを得ないのでしょう。しかし、当事者の校長が退職という形の幕引きは残念ですね。
指導の方法を改めて校長を続けてゆく方が、過ちを犯した後の生き方を子供たちに示していく、という点では良かったのではないかと思います。
辞めて責任をとる、というスタイルが常に正しいわけではないでしょう。
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