本日、復興庁設置法が参議院で可決され、成立したとのこと。
復興庁発足は、来年3月1日の予定だそうですが、東日本大震災の発生からおよそ1年後ということになります。
物事が動くスピードが、改めて遅いなあ、と感じるタイミングと言いましょうか・・・
土木業界にも、復興庁の影響が及ぶことになりそうですが、さてどれぐらいの影響があるのでしょうか。
続きを読む本日、復興庁設置法が参議院で可決され、成立したとのこと。
復興庁発足は、来年3月1日の予定だそうですが、東日本大震災の発生からおよそ1年後ということになります。
物事が動くスピードが、改めて遅いなあ、と感じるタイミングと言いましょうか・・・
土木業界にも、復興庁の影響が及ぶことになりそうですが、さてどれぐらいの影響があるのでしょうか。
続きを読む昨日28日、技術士二次試験の筆記試験の結果が発表されました。
昨年に引続き2回目の挑戦になる今年ですが、その結果は残念ながら「不合格」でした。受けた時の手応えから、ダメだろうな、という予感はありましたが、予感的中という結果でした。
まあ、これで結果は良くも悪くも定ったので、その点ではちょっと落着きましたね。
また来年、チャレンジします。
津波警報や注意報が発表されている間、TV画面に発表区域を色分けした地図が表示されますが、この色合いを統一することが決まったそうです。
これまでは各局で異なった色を使っており、色の組合せによっては色覚障害者が見分けられないといった指摘があったことから配色が検討され、それならばいっそ統一、となったようです。
統一に関しては、配色の相談を受けた東大の准教授の呼びかけによるようですが、これは名案でしたね。
まず、色覚障害への対応として、バリアフリー的な観点から出発していますが、解決策は複数考えられるはずです。これが統一されて、どのチャンネルでも同じ配色で表示されていれば、色覚障害者だけでなく、一般市民にとっても見やすくなります。チャンネルを変えても、同じ配色ならすぐに見分けがつきますね。
防災に関する情報表示ですから、わかりやすいのはとても重要です。バリアフリーから一歩踏み込んで、ユニバーサルデザイン、というと言い過ぎかもしれませんが、より普遍的になったと思います。
この共通表示は、在京の放送局は7月までに既に導入済みで、系列局でも導入が進められているそうです。津波警報の表示はそうそう見ない方が良いですが、もし発令されたときには、新しい表示方法がこれまで以上に役立てば良いですね。
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今年3月末現在の住民基本台帳ベースの日本の人口が発表され、約1億2620万人とのことです。 東日本大震災で被災した22市町村の人口はデータが集まらなかったため除外されているとのこと。
上の除外された人口を考慮した前年比で12万3千人ほどの減少になっています。震災の犠牲者を含めると、 もっと減少していることになるでしょうか。
先日の技術士二次試験、建設一般の問題の中でふれられていたように、人口が減少していく社会になっています。 建設業界に限らず各方面で、もっと大きくは「国のあり方」に影響を及ぼす社会的な変化です。
今後どう取り組むべきか、というのは試験問題でしたが、今後は、人口増加を目指すよりは、 減少を前提として今の社会のあり方をどう変換していくか、という課題の解決に取り組む方が現実的だと思います。
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この記事を書いている今は、8/5(金)の深夜、もう少しで8/6(土)になる時間。
技術士二次試験の筆記試験の日がいよいよ近づいてきました。総監部門のみ、土曜日からですが、 私が挑戦する建設部門はあさって8/7(日)が試験日。
建設業界、建設関連業界も年々経営状況は厳しさを増す一方の状態。零細設計事務所がこの先生き残っていくのに、 技術士の資格が多少なりとも役立てばと思うのですが、合格率15%程度と結構難関試験です。
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先月終了した高速道路無料化の社会実験で、あるシンクタンクが四国内の効果についてアンケート調査を行った結果が記事になっています。
実験を行った沿線の企業や自治体を対象とした調査で、約60%は自社業務への効果は無しとし、無料化で地域の振興は図れない。とした意見は85%にのぼったとのことです。
地域の活性化に関しては、その効果が無料区間の終点地域や、あるいは業種が限定されるといった点や、公共交通機関の利用者減などが指摘されているようです。
アンケート調査では、回答に偏りが出ている可能性もありますが、読売の記事からは統計的データが無料化実施前・実施後で比較が行われたどうか、という点は不明です。統計的な面からはどのように結果が見えるのか興味がありますが、こちらは国土交通省あたりから発表されるべき内容でしょうか。
地域振興と高速道路無料化を関連させるのであれば、四国内での効果よりも、四国以外からの流入ルートである本四架橋の料金値下げ、あるいは無料化を図る方が、四国を訪れる人の増加につながり、その影響の方がより期待できるといったところでしょうか。
もしくは、無料化よりも高速道路を延伸して、有料でも利便性を高くした方が、結果的に地域の発展につながるというところもあるかもしれません。
四国地域としての事情を反映した結果ではあるのでしょう。せっかく社会実験を行ったのですから、他の無料区間での効果のほども知りたいところですね。
ただ、高速道路無料化に効果が認められても、日本の財政事情から、近い将来に無料化されることは無いかもしれませんが・・・・
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昨年起きた、メキシコ湾海底油田の原油流出事故で、アメリカの大統領委員会が最終報告書を発表し、事故の原因を、 長年にわたる安全意識の欠落のもとに、過失や技術的判断の誤りによって起きたもの、と指摘したとのこと。
事故原因は、分析者によって多少異なる結果になるのかもしれませんが、不可抗力的な事態に加えて、 技術的判断に何らかの誤りがあったであろうことは、何となく推測されます。
油田だけでなく、エンジニアにとって共通の問題が指摘されています。「長年の安全意識の欠落」= 「慣れからの事態の軽視」かと思いますが、これはどこにでも潜む問題でしょう。
自分の生業を振り返って、他山の石として改めて気持ちを引き締めなければ・・・・
この事故は、その規模と事故原因から、技術者倫理を問う格好の事例として歴史に残ることでしょう。 技術士の一次試験などで出題されそうですね。
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今また行われている事業仕分けで、国交省が進めるスーパー堤防は廃止、という結論が出たそうです。
まあ、必要な土地の取得からして、確かに実現は相当困難ですから、今の財政状況では廃止とされても当然かと思います。その代わり、水害のリスクに合う頻度がやや高くなることを覚悟しましょう。
また、それ以外の社会資本整備の特別会計も廃止。来年の公共事業予算も10〜20%削減の方向。
ここ10年ほどは、縮小、縮小で減っていく一方です。公共事業だけでは、干上がっていくばかり。
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12月から、関西を中心とする府県が準備を進めていた「関西広域連合」が始動する見通しとのこと。
参加するのは滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、徳島の2府5県だそうで、奈良は参加見送りだそうです。 当面は防災や医療、観光などの7分野での関連事務を共同で行うことになるようです。
橋下知事が言う、「関西州」への足がかりになるようなものでしょうか?元記事中に、『国の出先機関廃止を視野に、 河川や国道の整備・管理などを担うことも目指す』とあるので、将来この広域連合が発展すれば、 私のいる業界にも大いに関係することになりそうです。
例えば、設計で府県発注の仕事であれば、その府県の仕様を定めた基準があります。それの上位として、 その地方を管轄する国の出先機関(地方整備局)の基準があり、さらに上位の一般的な基準(例えば道路橋示方書など)・・・ と重層的になっています。
このような状況で、ただ地方整備局が広域連合にすり替わるだけ、ではあまり意味がありません。府県の連合であれば、 各府県独自の基準を包括するようになれば、効率化につながると思います。
ともあれ、広域連合がどこまで広がりを見せるのかがまず注目すべき点ですね。
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東京の都立高校でおよそ1ヶ月間、プールに大量の水を給水し続け、 1ヶ月の水道代が510万円にもなってしまったそうです。
体育の先生が給水バルブを開いたときにメーターをチェックせず、大量の給水に気づかず、 さらにバルブを閉めずに出しっぱなしだったため、このような事態になってしまったとのこと。
一言で言えば「不注意」が原因ですが、複数の人が関わっていればもっと早く状況に気づいたかもしれず、 これほどまでに水道代がかさまずに済んだかもしれません。
人間ですからミスも起きるというものの、複数の人による注意・チェックが事故防止に効果的、 という好例ではないでしょうか。
設計の仕事も同じようなもので、セルフチェックは当然としても、 第三者によるチェック(クロスチェックと呼ばれることが多いですが)は、設計ミス対策としては有効。
クロスチェックでミスを指摘されるということは、事故や大損害が発生する前に対策できた、 ということで幸運なことですが、これに責任論が連動してくると途端に厄介なことになります。
あまりにも大量のミスや設計内容が根本から覆るようなミスは論外としても、チェックの主眼がミスを「責める」 ことにあれば、チェックされた側はただただ責任回避のために設計ミスを認めず、そして欠陥構造物を作ってしまい・・・ という状況になってしまいます。
ミスを繰り返さない、という観点からは責任論と分離して考えることも必要ですが、 現実にはなかなか難しいところもあります。
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昨日、建設部門の技術士二次試験を受けてきました。
試験問題自体は、一般・専門共に全く歯が立たない、というものでもなかったので、 よくわからないなりに答案を作って出してきました。
ただ、論文1800字×3問だったのですが、 手書きで長い文を書く機会が減ったこともあり文章を書くこと自体に時間がかかったりして、 どれも時間不足で尻切れトンボになってしまいました。
受けてみてわかったことは、専門では日常業務の中で問題意識や知識を深めること、一般は社会の動き・ 建設業界の動きに注意を払っておくことが役立つ、ということですかね。
日々の積み重ねが重要で、付け焼き刃ではなかなか。前日に本を少々読んだりしましたが、 ほとんど意味はありませんでしたねf(^^; 一般については、ブログのネタ探し・ 記事づくりが結構役立つのではないかと感じました。
後は、学生の頃に戻った気分で「手書き」の論文作成に慣れること、そしてうまい時間配分ができるようになることですね。 特に時間配分、これは事前のトレーニングが必要だったな、と痛感しました。
来年は、このあたりに注意して挑戦することになるでしょう。
なお、今年の筆記試験結果発表は10月29日頃だそうです。奇跡が起きていれば、 吉報のブログ記事を書いているかもしれません。
明日は8月8日、いつのまにか技術士二次試験当日です。
記事タイトルはオリンピックに関連して言われるくだりですが、試験に関してはまさに「参加することだけに意義がある」状態f(^^;
理由をつけても仕方がないのですが、仕事関係で妙に忙しかったり、プライベートで懸案が発生したりといろいろあって、結局事前の勉強をほとんどしないままに試験前日になりました。
このまま何もせずに試験に臨む方がかえって清々しい感じもしますが、そうは言っても多少の不安はあるので、ちょっとあがいてみるかもしれません・・・・あがくといっても、論述式の試験なので効果的な対策があるわけもなく、多少の知識の仕入れと確認ぐらいですが。
明日の筆記試験の合格率はだいたい20%程度らしいので、今の状況で合格するのはまさに奇跡。今年受験しておけば、試験の様子もわかり、来年以降の糧になるのでしょう。
このあたりに、参加することの意義が見いだせそうです(苦笑)
日本全国の高速道路のうち、延長で約2割の区間1626kmの通行料金を無料とする社会実験が今日から始まりました。 来年3月31日まで続けられます。
今日は無料化の初日であることもあって、無料になった区間の交通量はおおむね増えているようです。
無料化は全車種が対象とのことなので、大型車の関連が大きい運輸業界や、 平日の業務車両については助かる面がありそうですね。
週末の「1000円高速」は継続されるらしいので、レジャー目的の普通車に関しては、 無料区間だけを通行するようなケースを除けば、支払う高速料金はそれほど変わりが無いのかも。
人が流入しやすいということは、逆を言えば流出しやすいということでもあります。約9ヶ月間、 無料化の効果を見るとのことですが、利害については業界毎に異なるでしょうね。観光業関係は、 今まで以上の来客が期待できる一方で、地方の物販関係では、都市部に客を取られる可能性もあります。
これから夏休みにかけては、珍しさも手伝って無料化された区間への観光など、人の動きは増えると思います。 それが一段落してからが、本来の効果を見る時期になるのでしょう。
効果のほどを社会実験で推し量ることができても、無料化の原資をどうするか(継続していくのなら、 少なくともメンテナンスは必要になります)。財政状況が思わしくない現状では、こちらが最大の問題である気がします。
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まだGWの余韻が漂うきょう、5月7日ですが、今年度の技術士二次試験の出願締め切り日でもあります。
昨年、一次試験を通った勢いで、二次試験もとりあえずエントリーしました。建設部門です。
技術士二次試験は2段階で、論文形式の筆記試験にパスしたら、技術体験論文を提出して口頭試問、という形式です。 口頭試問に合格すれば、「技術士」になれる資格を得る(技術士になるためには登録が必要)のですが、 最終的な合格率が近年は15%弱という厳しい試験です。
願書から試験ははじまっていて、業務経歴票の書き方が重要(口頭試問の時に使われる)、ということだったので、 情報収集しつつ自分の「業務経歴」なるものを作成したのですが、なかなか手間のかかるものでした。
これまで自分がしてきたことを振り返って整理する、という意味では有意義な作業をしたという感じですが、 あらためて文書にしてみると大したことはしていないんだな、という実感もわき上がってきました f(^^;
まあ、業務経歴云々が効いてくるまでに、筆記試験にパスしないといけませんが、こちらだけでも合格率は20% に満たないようです。
試験勉強もしていかないといけないのですが、日々の仕事にかまけてなかなかその気になれませんね。 こうしてBlogを書いている時間があれば勉強すればよいのでしょうが・・・・でも、 文章作成のトレーニングぐらいにはなってますかね(汗)
筆記試験は8月。今年の試験は合否よりも、一度、試験を体験してみることの方が重要だろうな、と思っています。
昨日、クリスマスイブの12月24日は、10月に受けてきた技術士一次試験の合格発表の日でした。日本技術士会のサイトで、合格者の受験番号が公表されています。
後日、成績表が郵送されてくるのですが、今年は自分の受験番号を見に行きました。リストから自分の受験番号を探すというのは久しぶりで、大学受験以来かもしれません。
当時は大学まで掲示板を見に行きましたが、今回はウェブサイト。時代の流れを否応なく感じながら、保管していた受験票を引っ張り出して番号を確認し、ちょっとドキドキしながらブラウザでスクロールして行くと・・・・
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大関千代大海が2場所連続で負け越して、関脇陥落が決定。来場所は進退をかけ、 大関復帰がかなわなければ引退するようです。
千代大海の選択は大関から落ちたら引退ということですが、番付が下がってもなお現役続行する力士もいます。 それぞれの考え方でしょうが、スポーツや格技では比較的「引き際」がはっきりしていると思います。
自身を振り返って設計者のことを思うと、こちらにもいつか「引き際」が来るはずですが、あまり明確ではないようです。
第一線で物事を考えながら、どんどん自分の手を動かす働き方を「現役」だとすれば、 経験を積んで指導的役割が多い年齢になってくると、徐々にフェードアウトしていっていると言えるかもしれません。もちろん、 「生涯現役」という方も中にはおられるでしょうが。
自分自身で期待するような思考・発想のパフォーマンスが出せない、と感じるようになってきたら、それが「潮時」 なのかもしれません。
いや、もしかすると潮時ではなくて、次のステージに上がる前の壁に当たっている可能性もありそう・・・
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先日受けてきた平成21年度技術士一次試験の正答が発表されました。
ということで、自己採点してみました。
なお、正答は日本技術士会の以下のページに。
http://www.engineer.or.jp/examination_center/correct_answer/index.html
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前原国交相の「羽田空港ハブ化」発言で、羽田以外でハブ化を目指す空港のある自治体、 例えば大阪府や千葉県などが反発し、波紋を呼んでいます。
首相に根回しが甘く、前原国交相のフライング発言とも思われていて、反発の鎮静化に追われるなど、 混乱をきたしているようでもあります。
私は、国交相の言う「羽田空港ハブ化」は正論であると思います。
ハブ空港も日本には一つ稼働していれば十分でしょうし、何より東京の都心に近い。 いろいろ言っても東京に様々な機能が集中しているのだから、これは大きなアドバンデージ。
また、様々な空港に分散投資をする財政的余裕も無いでしょうから、1ヶ所に集中的に投資せざるを得ない。 あまりに分散させていたら、港湾の失敗と同じ轍を踏むことになるでしょう。
もし、複数のハブ空港がいるとしても、メイン稼働は羽田で、羽田が何らかの理由で利用できないときのサブとして、 成田ぐらいを考えておけば良いような気がします。
ただ、ズバッと正論を出すのは良いとしても、その発言に反応して、 切り捨てられる場所に既得権益がある関係者から不満の声が出るのは当たり前のことで、この辺の調整不足は否めませんね。 今まで以上に、中央集権で物事を進める、という姿勢を感じます。
現実は、そう強引な手法ばかりとれないでしょうから、調整は必要です。その結果として、反発の火消しで躍起になり、 結局妥協ばかりでよくわからない現状の引き延ばし、という状況にならないためには、与党として不慣れな鳩山政権が、 どれだけ調整できるかにかかっています。
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今日は体育の日でしたが、私にとっては資格試験の日。昨年挑戦して惜しくも敗れた「技術士一次試験」を再び受験してきました。
試験は適性、専門、基礎の3科目。それぞれのおおよその内容は昨年の記事に書いたので割愛しますが、今回は昨年受験して、流れや雰囲気がわかっているので、多少気楽に試験を受けてきました。
今年は再挑戦で昨年よりは勉強して臨んだのですが、うーむ、あまりかんばしい出来では無かったです(>_<)。
昨年に比べ、今年の問題は知識を問われているというか、大筋よりも細かなことを問う問題で、適性・専門・基礎の全てが難しくなっている気がしました。自信を持って解答できた問題は数少ない・・・
マークシート方式なので、とりあえず解答は埋めました。私の勘が冴え渡っていれば、もしかするとなんとか合格できるかもしれません。
果たして、来年も挑戦することになるのか?合格発表はクリスマス頃。結果がわかったら、また報告したいと思います。
(関連記事)
技術士一次試験を受けてきた
試験の結果ですが
長い間仕事をしていれば、いろいろな経験を積みます。長い間といっても抽象的ですが、石の上にも三年、 ということは最短でも三年ぐらいでしょうか。
仕事を続けている間に様々なケースに遭遇することで、いろいろな対処・解決法、発想法を身につけることになり、将来、 同じようなことがあれば、過去の経験を応用して対応できるようになります。
そんな応用をする時は、だいたいの場合において、初めての時よりもスムーズに対処できるものです。「視野が広がった」 「引き出しが増えた」ということですが、これも技術力の一部。
また、経験を積んで初めて理解できることがあったり、あるいは経験によって、これまで知識でしかなかったものが、 本当に役立つ知恵になることもあります。
技術者としての能力を蓄え、発揮するのに一定の時間が必要なのは、このあたりが関係しているのでしょう。
ただ、経験が増すに連れて考え方が硬直してきて(既成概念化というのでしょうか)、 柔軟な発想をしにくくなる面もあります。まだ経験が浅い時の方がかえって自由な発想ができたりします。 経験一辺倒という訳にもいかないようです。
一方で、非常に長い間仕事に携わっていると、多くの経験の蓄積から「ある境地」に達することもあるようです。 私の仕事で言えば「土木とはこんなもの」あるいは「都市とはこんなもの」といった一種の世界観が、 実感として見えてくるようです。
この「境地」の内容について聞いても、ある程度の経験を積んでいないと理解できない。境地の話を聞いても、 実感を伴って理解できないので、身に付いてこない感じ。境地を知るためには、自身がもっと精進して、 理解できるレベルに達する必要があるのでしょう。
ただ、そうして経験を積んでいくうちに、自身はまた別の一つの境地を知ることになるのかも知れません。 ある境地に到達すれば、既成概念化からは離れて、また自由になるようです。
技術力は一足飛びには身に付いて行きませんが、この「境地」を理解できるか否か?というレベルの手前に、 ひとつの大きな壁があるように思います。
国土交通省が若手職員向けの研修で、吉本興業の芸人を講師に「漫才研修」を開いたそうですが、 省内やあるいは省外からも批判が相次いでいるそうです。テレビでもその模様が放送されたそうですが、 批判の電話が相次いでかかってきたとのこと。
コミュニケーション能力を高める研修というのは、なかなか良い着眼点だと思いますし、その題材に「笑い」 を使うと言うのも何となく理解はできます。確かに、人を怒らせたり悲しませたりすることよりも、笑わせることの方が難しい。
国家公務員ということで、いわゆる「お役所」、お堅いイメージとかマニュアル通りの応対、 と言った言葉が浮かんできますが、それだけで済むということもなく、 さばけたトークができる能力もあるに越したことはないですよね(全員に要求されるわけでは無いでしょうが)。
例えば、国土交通省なら、公共事業の際には地元住民といろいろ話をしなければならないし、 コンサルタントや建設業者との打合せなど、潤滑なコミュニケーションができれば、 物事の結果が大きく変わってくることも多々あるでしょう。
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今月は5月。インフルエンザ騒動で、平和だった大型連休の頃は遠い昔に過ぎ去ったように感じますが、もう終盤。
この時期になってくると、研修あるいは先輩のお付き期間が終わったと思われる新人営業マンが、 私がいるような場末の事務所にも飛び込みでやってきます。
とりあえず応対に出ると、まだたどたどしい口調の質問に答えてあげたり、セールストークを聞いてあげたりするのですが、 そんなフレッシュマン達から良く出てくるセリフがあります。
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建物の解体工事に絡んで、解体業者から委託費用2億1千万円をだましとったとして、 不動産コンサルタント会社元社長が逮捕されました。
この逮捕された元社長は、昨年、 ODAを食い物にしていたことが発覚した大手建設コンサルタントPCI(パシフィックコンサルタンツ・ インターナショナル)元会長の長男だそうです。
パシフィックコンサルタンツは国内で現在も営業中。グループ会社のPCIは海外で営業していましたが、 PCI自体は問題発覚後に解体、廃業となっていたはずです。
関係者は特別背任や贈賄などで裁判中、一部に関しては先日地裁判決が出たようです。また、 法人も脱税で訴えられていたはずです。
PCIの不祥事が発覚した当時より、元会長がPCIから流用した金を、長男の会社に流していた、 と報道されていました。解体工事の詐欺の件は、平成16年のことだそうなので、PCIの件に関連して、 長男も調べられていたんでしょうね。余罪も出てきそうな雰囲気があります。
特別背任・詐欺と、親子でいったい何をしていたんでしょうかねぇ。これが、 建設コンサルタント業界の大手グループの一角であった、というのは何とも情けない。
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ODAを食い物に
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とりあえず、先週の金曜日で仕事納めだったのですが、その後いろいろと仕事の連絡があったりして、納めたのかまだ納まっていないのか、良くわからない状況です。
今日は一日家の大掃除だったのですが、今年は曜日の関係で「年末」の時間が妙に長く、ちょっと間延びしたように感じます。
さて、そういう年末を迎えていますが、この秋に受けた技術士一次試験の結果通知が送られてきました。さてその結果は・・・
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技術士一次試験を受けてきた
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アメリカの金融破綻の影響で急速に景気が悪くなり、企業は経費の節減に工夫を凝らしている、というのが引用したasahi.comの記事の趣旨でしょうか。引用元にならって、この記事にも「ケチケチ作戦」を入れてみました。
細々とした節減策が紹介されているのですが、いわゆる「乾いた雑巾を絞る」といった努力、と言えましょうか。私も仕事をしている以上は、経費節減は大いに関係がある話。参考にはなりますが、既に実行している作戦がいくつもありますね。
お中元・お歳暮は、すでに廃止しているところも多いのではないでしょうかね。モノクロの紙資料、というのも私の業界ではスタンダードで、カラーの方が珍しい。閲覧するだけのデータ資料では、カラーのものが結構ありますけれど。
また、電話を3分以内に、というのは涙ぐましい努力、というニュアンスが良く伝わってきます(^^; 業種によっては、できるだけこちらから電話をせずに、相手に電話をさせるようにする、といった作戦も可能かも知れません。
以前、取引先で、メール連絡ばかりで、電話をほとんどかけてこないところがありましたが、相手に電話させる作戦を実行していたのかも知れませんね・・・・
こういう削減は、皆がコツコツと地道に続けてこそ効果が出てくるもので、結構忍耐力が要求される一方で、それでいて大幅な経費削減になるかどうかというと、(会社の規模にもよるでしょうが)ちょっと疑問に思えるところもありますね。何もしないよりはマシなんですが。
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個人的なことですが、今日は技術士一次試験の試験日で、試験を受けてきました。
「技術士」というのは国家資格で、一応、科学技術に関連した計画や設計に携わる者の資格として、国内で最もメジャーな資格です。科学技術、ということで、建設関係に限らず、機械や電子、農業、環境、あるいは経営工学など、様々な分野(部門という)がありますが、建設部門が大半を占めているのが実情です。
建設コンサルタントと名乗るためには、この技術士の資格を持った者が必要で、建設関連業界では有用な資格ですが、一般の知名度は、弁護士や行政書士などと比べれば、まだまだ低いものです。
ちなみに、建設部門の技術士は、建築に関わる業務はできず、建築は「建築士」が行います。こちらは、もともとそれなりの知名度はありましたが、耐震偽装でさらに知名度が上がった、というところでしょう。
これまで、資格取得は気にしてこなかったのですが、ここらで一つ腕試ししておくか、という気分で、今年試験に申し込んでみました。さて、私が受けてきたのは・・・・
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ガソリンの暫定税率の問題は、膠着状態に陥っているようです。かたくなに暫定税率を維持しようとする政府と、 対案無き民主党では、どうも問題の落しどころが定らないようで。そんな中、今日、冬柴国交相が、 高速道路は何が何でもあと1万4千キロ整備するんだ、といった趣旨の発言をしたそうです。
私の関わる仕事の量だけを考えると、道路特定財源を維持してもらった方がお得なのですが、 道路整備以外のもっと諸々なことを含めた日本社会の問題、あるいは地球の環境などを考えると、いつまでも道路、 道路と言っている時代では無いだろうと思います。
最近は、冬柴国交相が国会で答弁するシーンをよく見かけます。まじめに答えている印象がありますが、反面、
国交省の主張を頑なに守ろうとする感じで、あまり良い答弁とは言えないですね。剛球勝負ばかりで、変化球でかわしたり、
ボール球を投げて様子を見る、といったところが無いような。
これで仮に暫定税率を維持できたとしても、国交省や道路整備、
またそれに携る業界のイメージがますます悪化するだけのような気がします。
仕事が少なくなれば確かに困るのですが、破滅的状況の日本国財政状況では、 それ以前にまともに生活出来なくなる可能性もあります。私は、もっと大局的な視点で判断していただきたい、と思うのですが、 なかなかそうは行きません。
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新潟県が設けている原発の安全管理技術委員会の座長が、柏崎刈羽原発へ立入り調査した際の会見で、中越沖地震は 「歴史的な実験かもしれない」と発言したそうです。座長は、本日、一身上の都合により座長・委員を辞任したとのこと。
これは、一身上の都合とは言っても、やはり発言の責任を取って辞任ですね。ただし、 原発の安全に対する責任論は別として、純粋に技術的・学術的に考えると、この元座長が言うように、確かに「歴史的な実験」 ですね。
実物の原子炉に設計の想定を大きく上回る地震動が加わるとどうなるか。 人間がやろうと思って出来ることではありません。結果、施設のいくつかに問題は発生したが、 原子炉本体に致命的ダメージが無かった(はず)のは、「堅固である」といっても良いのでは。この経験は、 原発の耐震性を高める技術のために、非常に役立つのは間違いないと思います。
とは言っても、原発の安全管理にもの申す立場の人が、会見で言うのはちょっとマズイ。「原発は”絶対” 安全なんじゃないのか」「なんでこんな活断層の近くに原発をつくったんだ」「設計の想定が甘すぎる」など、 責任問題の観点からすれば、実験するために柏崎刈羽原発をつくったのか、とか曲解されかねない。 原発周辺で暮している人たちも、不穏に思うでしょうね。
技術的・学術的な目で実際に原発を見、致命的ダメージがなかったということで安心して、少し気が緩んだが故に、 こういった発言が口をついて出てしまったのかも知れません。しかし、社会的には、NGになる表現でしたね・・・・・
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京都は知恩院の有名なウグイス張りの廊下が、修復を行うため、一部鳴かなくなる見通しだそうです。
もともと、江戸初期に再建した後、約370年の時間が過ぎ去り、廊下の床板と支える横木に隙間が出来て、
それをつなぐ留め金具と釘がこすれて、廊下が鳴くそうですが、修復してしっかりと作り直すことで、
鳴き声は出なくなるとのこと。またウグイス張りが復活するのは、50年、100年先になるだろう、ということです。
ウグイス張りの廊下を、今の観光資源としてみれば、これはかなりの損失になるでしょうが、 やはり知恩院を後世に引継いでいくためには、修復をしておく必要があると言うことです。
長い目で見る必要がある、ということですね。私の仕事である土木設計でも、できあがった構造物は長く使われるので、 同じように遠い将来まで見据える必要がありますが、やはり目先の経済性や効率性が優先されがちです。 耐久性は当然考慮していて、例えば100年の耐用期間を目指しますが、実際には30〜40年で老朽化してしまったり・・・・
寺院建築は、再建や修復をしながら、数百年、千年単位で受継がれてきています。はるか昔に比べれば、今の建築・ 土木技術の方が、いろいろな事象を解明し、進んだものであるはずなのに、 長持するものをなかなか作れていないのはなぜなのでしょうか。
例えば宮大工の方々がこれまで受継がれてきた経験・技術や、文化財保存に関係するノウハウなど、 工学的な数式で予測出来ないようなものに、ヒントがあるのかも、と思います。
浄土宗 総本山知恩院
http://www.chion-in.or.jp/
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引用したasahi.comの高校教科書に関する記事について、私の仕事の状況に照らしあわせて感じたこと。私が生徒や学生だった頃は、 教科書の内容を理解するべく、本人が努力するのがスタンダードでしたが、これからは教科書側が学ぶ側にあわせて、 歩み寄って来てくれるようです。時代の変化を感じます。
引用記事中、『自由に考えなさいと言っても、分らない生徒がいる。本文に答えがあるから、探して埋める作業をさせ、
参加したと感じてもらえればいい』というくだりがありますが、「自分で考える」
ということのトレーニングを放棄させているようにも読めます。
今の生徒は低学力と高学力に二極化していて、低学力の方はこれでいい、という感じがしますが、
これでは二極化を促進しているだけではないでしょうか?
私が学生の時の教授の話で、「高校までは与えられた知識を覚え、言われたことをしていればよいが、大学生であれば、 自分で考えて問いを立てる”学問”をしていかねばならない」ということが未だ記憶に残っていますが、「自分で考える」 ということは、大学生のみならず大人として生きるためにも非常に重要です。 このトレーニングを放棄していったいどうなるのでしょう。
さて、これがなぜ私の仕事(土木設計)に関係があるのかというと、現在の仕事の状況がこれに似ているからです。
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1ヶ月ほど修羅場だった仕事も少し落着いて来たので、だいたいカタがついた設計の内容をチェックしてみると、
やっぱり間違いが多い(>_<)
致命的なミスは無かったものの、 時間が無くてあせりながらやった仕事はやっぱり荒っぽい仕事になってしまいます。
時期が時期だけに、「偽造」とか言われかねないf(^^;
間違いを訂正する手間を考えると、「急がば回れ」と言う言葉は、重みがありますね。忙しい時は、 なかなか実行できないですが・・・
年度末の忙しさがいっこうに収らず、今日もこうして深夜に仕事をしているわけですが、 いつのまにやら2月も28日と、最終日を迎えました。
年度末を迎えるたびに思うのは「2月が31日まであればなあ(時間が足りない)」ということですね。 1月から3月までは、ずっと一ヶ月31日にする。閏年の時は、1日増えるけれども、4年に1回ではやっぱり足りない。
同じように思う人も、意外と多いのでは?と推測。
今日から2006年の仕事はじめですが、電車の乗客も心なしか少なく、まだ世間は本格始動していないようです。
通常の業務も、今日は特に動きは無いような感じで、こうやって記事を書いていられるぐらい、だらだらと時間が流れています。
やはり、成人の日の3連休が終らないと、始らないようです。今年の年度末は、果して無事に越せるのでしょうか・・・
私の仕事での立場は、受発注の関係から言えば、下請や孫請になります。ちなみに、スポンサーは発注者で、 発注者から直接仕事を受ける立場は元請、元請から仕事をもらうのが下請ですね。孫請は、さらに下流になり、 ひ孫請とかも存在することがあるらしいです。
で、そのような関係から言えば、私は設計の成果品を作り、客先にチェックしてもらう立場にあります。もちろん、
セルフチェックはしますが、良心的な客先は、自分でもチェックします。良心的でないところは・・・書くのは控えます。
そんな感じで、もう幾度となくチェックを受けてきたのですが、チェックにもいろいろなレベルがあるな、
と思えるようになりました。
−レベル1:電卓・校正の鬼
とにかく、数式があれば電卓で検算し、誤字・脱字があれば指摘してきます。しかし、それ以上のことはありません。
最近はExcelのような表計算や、一貫設計プログラムだったりするので、昔ほどの意味は無くなってきていると思います。
−レベル2:値の出典を考える人
使われている寸法などの値が、報告書のどこに載っているか、を考えてチェックしています。報告書内の、
数字の整合性を見ている、とも言えます。値の出典にはうるさいですが、その値が適切かどうかまでは見ていません。
レベル1的なチェックもしますが、鬼、というほどでもないですね。
−レベル3:値が適切かどうか、を考える人
このあたりにまで来ると、レベル2に加え、値が適切かどうかまでチェックしてくれます。
設計のフローや内容を理解している人がチェックすると、このようなチェックになるようです。しかし、あくまでも、
チェック対象となっている報告書の枠組内で物事を見ていて、枠組自体についてはチェックをしていません。
レベル1的なチェックは、必要最低限なところだけ、という感じでしょうか。
−レベル4:考え方が適切かどうか、を考える人
さらに、レベル3に加えて、設計の考え方自体や、枠組自体が適切かどうかをチェックしてくれます。
このようなチェックができる人は、経験から自分の判断基準があり、それに照らし合せながら、設計の結果を見ているようです。
照査漏れになっている内容の指摘や、モノを決定する際の考え方の確認など、このレベルの人にチェックをしてもらうと、
チェックされる側も勉強になります。
レベル1的なチェックをすることはまずありません。
−(番外):設計基準の適用(いわゆる根拠)、を考える人
これまでの書いてきたレベルとは、少し違うので番外、としましたが、とにかく、この設計項目に対応する設計基準は、
何という基準書の何ページか、ということをチェックする人です。設計の技術的内容よりも、検査時にスムーズに回答できるか、
ということに主眼があります。
理想的には、レベル1〜4までまんべんなく、がよさそうですが、
時間とコストの制約からなかなかそういうケースは少なくて、どこかのレベルに偏ることが多いです。
レベル3や4の人は、電卓の鬼的なことはまずやらないので、そのレベルだけでは細かなチェックが抜けてしまう・・・とか、
レベル1、2だけだと、成果品としての辻褄はあっているが、実は非常にまずい設計だ・・・というような感じでしょうか。
番外の方は、私自身はあまり関わることはないですが、実はこのチェックへの対応が、
意外とエネルギーと瞬発力が必要だったりします。
私がセルフチェックをする場合は、レベル3、4当りに力を入れていますが、 やはり経験豊かな人から指摘されることはたびたびで、まだまだ精進が必要だなーと思います。技術者たるもの、 やっぱり一生精進ですかね?
asahi.com−昼寝15分で成績アップ?高校で調査「能率上がる」
http://www.asahi.com/life/update/0830/005.html
昼寝をすると、午後の授業への集中力や意欲が増す、ということです。
自分は、すでに眠たい時は昼寝しているので、実践者ということになります。(^^;
仕事への意欲が増す、というよりは、少し眠気が覚め、ミスが少なくなるので、効率がアップする、といったところでしょうか。ただし、
徹夜明けだと、昼寝するとそのまま寝入ってしまい逆効果となるので、眠くても耐える必要があります。
何の番組か不確かなのですが(今は終ってしまった、久米宏の「A」だったかな?)、以前に、台北(だったと思う)の高校では、 30分間ぐらいの「昼寝の時間」がある、と紹介されていたと思います。理由は、asahi.comと同じく、 午後の授業を効率よく受けるためだったと思います。
ただし、台北では「昼寝の時間は寝なければいけない」となっており、ちゃんと寝ているか、見回りの人がいたと思います。自由に寝たり・ 寝なかったりではダメなようです。何となく、日本と台湾の文化的な違いを感じます。
海外に目を向けると、積極的に(?)昼寝を奨励している国は、実は多い、ということになっているのかもしれませんね。
ラーメン店店長(?)に扮した、某有名人気タレントが、最後にタイトルのように叫ぶCMが最近流れています。
逆説的な(皮肉っぽい?)観点だと、「じゃあ平常は適当に仕事やっているの?」というツッコミが十分に成立ちそうです。
人間なので、失敗したり、間違ったりすることは必ずあるけれど、ものづくりにたずさわる者の端くれとして、自戒、自戒です。
紙にプリントして、電卓をたたいて、ペンで字を書いて仕事をしていると、自分のミスによく気がつく。
昔に比べれば、計算書も図面も、みんなPDFやCADデータになり場所はとらなくなったけれど、PCでの作業ばかりで、 ディスプレイを眺めているだけでは、気づかずにそのまま流してしまっていることが多々ありそうだ。
確かに、PCを使って仕事をすれば、効率はいいのだけれど、キーボードをたたき、マウスを動かすだけでなく、 やはり自分の手を動かして、物事を考えないとダメなようだ。
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