先週末よりメビウスがはじまりましたが、このあたりでウルトラマンマックスの全体感想をば。
ひとことでまとめてしまうと、ウルトラマンマックスは、大人(=私)と(私の)子供たちが、
一緒に楽しみながら見ることができたシリーズで、円谷の目指した原点回帰、というたくらみは、見事に成功した、
というところです。
懐かしい怪獣が幾度となく出てきて、これもウリの一つであったのですが、以前とは違う背景・ 設定であったという点も(メトロン星人は例外)、単なる復活や懐古で終らない言わば「温故知新」として、 作品の幅を広げる役目を果したのではないでしょうか。
まあ、劇中、設定にブレがあったり、ご都合主義的なところはありますが、各話バラエティに富んだ内容で、
良い意味でおおらかな夢のある作品であったと思います。
何より、最終的には、人類が自分たちの手で、明るい未来をつかんだ、という点が夢があって良かったですね。
私自身、ウルトラシリーズといえば、子供の頃に本放送や再放送で、初代ウルトラマン〜レオまでは見ていました。 しかし、それ以降は見ることはまず無く(たまにガイアとかコスモスとか、時間があえば見ることはありましたが、 ごくたまに見た程度)、大人になってからまじめに(?)見たウルトラシリーズは、マックスが初めてです。
マックスを見るきっかけは、マックスがはじまる少し前から、スカパー!のファミリー劇場で、 初代ウルトラマンやセブンの放送を懐かしく見ており、ウルトラシリーズへの関心が高くなっていたことと、 私と一緒に見ていた子供達がウルトラシリーズを気に入っていたからですね。ファミリー劇場で下地がつくられ、 マックスで開花した、というところでしょうか。
さて、シリーズを振返り、特に印象深い話をいくつかあげると、
「15話 第三番惑星の奇跡」:これはウルトラシリーズ中でも屈指の名作でしょう
「33、34話 ようこそ!地球へ」:やっぱりバルタン星人ですが、超巨大化は衝撃的でした
「31話 燃えつきろ!地球!!」:なぜだか私はこれが好きです(^^;
さらに、
「24話 狙われない街」:メトロン星人が実は死んでいなかったなんて・・・
「16話 わたしはだあれ?」:ここまで遊んだらこれはこれで面白い
「39話 つかみとれ!未来」:ウルトラマンが去った後が描かれるのは画期的では
ちなみに、
「19話 扉より来たる者」「26話 クリスマスのエリー」「27話 奪われたマックススパーク」「32話エリー破壊指令」
はお父さん向け四天王、といったところでしょうか(^^;
また、懐かしいものを含め、怪獣、宇宙人もたくさん出てきましたが、新作としては、 宇宙工作員とシャマー星人がマックス中では秀逸だったと思います。ウルトラマンの好敵手としての資質は十分と見ました。
親子ともども、楽しく見させてもらったマックスですが、さて、新作メビウスはどうなっていくのでしょう。
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