例えば、CAD図面の図面枠の太さは、国土交通省のCAD製図基準では1.4mmの太さと決められています。
図面のサイズはA1ですが、設計段階で紙に印刷する場合、50%縮小してA3サイズで印刷することが多いと思います。
そんな時、CADによっては印刷する用紙サイズにかかわらず、一定の線の太さでしか印刷できないことがあります。先にあげた図面枠の線で言えば、A1サイズに印刷しても1.4mm、A3サイズに印刷しても1.4mmで、A3サイズでは線が太すぎる・・・といったことも起きます。
そういったケースで線を太さを細くしたい場合、 DocuWorksを使うとうまくゆきます。
1) CADからDocuWorksに「A1サイズ」で印刷。
2) DocuWorksからプリンタへの印刷は「A3サイズ」で。
DocuWorksのVer5までは、A1サイズの文書でもDesk上ではA3サイズ(ただし、A1用紙に拡大印刷した時にちょうど良い線の太さになるように線の幅が半分になっている)なので、プリンタへはそのまま印刷すればOK。
Ver6以上になると、A1サイズがDesk上でもそのまま扱えるらしい(私がVer5使用なのでこのような表現ですが・・・)ので、縮小印刷すればうまくいくと思われます。
これ以外には、一度DocuWorksを作成しておけば、紙への再印刷が楽になる、というメリットもありますね。