2012年03月13日

[AutoCad互換CAD] DraftSight

たまたま見つけた、DWGを編集できるCAD、DraftSight。メールでアクティベーションを行う、無料バージョンがあります。

AutoCad互換で、ちょっと触ってみた感じは、AutoCadをある程度使ったことのある人なら、あまり悩まずに操作できるCAD、という印象。

フリーですが、ヘルプも日本語で結構しっかり書いてありますね。

 

DWGを開いてざっくりと見たところは、特に問題は無いようでした。バージョンは2010までいけるようです。まあ、細かいところや、変ったデータを持つ図面では何かあるかもしれませんが。

ほんの少し触ってみただけですが、私は好印象を持ちました。インストールしておくと、役立つことがありそうです。

何せ、フリーなのがありがたい。

 

ダッソー・システムズ DraftSight
http://www.3ds.com/jp/products/draftsight/overview/

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2011年09月12日

[CADデータ変換] 文字サイズが異なってしまう

 AutoCadと他のCad間でデータ変換を行う場合、文字サイズが変わってしまいますが、その理由についてAutodeskのテクニカルQ&Aにわかりやすい回答がありました。

Autodesk-Technical Q&A
SXF 変換を行うと、文字の高さが変わる

Autocadの文字高の仕様:
紙に印刷される文字の高さを「文字高」としている(3.5mmの高さの文字は3.5mmの高さに見える)

その他の多くのCADの仕様:
文字の上下にある空白部分を含めた文字オブジェクトの高さを「文字高」としている(3.5mmの高さの文字は3.5mmよりも小さく見える)

 例えば、dwgファイルをAutocad以外で取り込む場合、Autocadでの文字高3.5mmのまま変換すると、表示上は文字が小さく見えることになります。

 見た目を同じにしたい場合は、3.5mm×係数で、大きめの文字にして取り込む必要があります。(その代わり、変換後の文字オブジェクトとしての高さは3.5mmでは無くなってしまいます)

 

 データ属性と見た目の互換性は、あちらがたてばこちらが立たず、ということですね。ユーザが多いAutocadでこのような問題が存在しているということは、(文字高の仕様がAutocadと異なる)SXFがなかなか広まらない一因であると思われます。

 

posted by いさた at 17:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

[AutoCAD] 空の画層を削除する

 例えば、CADデータの変換ソフト「JacConvert」で、Jw_CadデータをAutoCAD DWGデータに変換すると、DWGデータの画層(レイヤ)で、 データが入っていない空の画層が生成されていることがあります。そして、そういう画層は、 土木のCAD製図基準には適合していない事があります。

 

 土木系の電子納品ではレイヤ名にうるさいため、CAD製図基準に明確に書いていないレイヤ名や、 CAD製図基準に適合しないレイヤ名が気になる向きもおられるでしょう。そんな場合は、空の画層を消去しておいた方が、 客先に受けが良いケースもあるかと思います。

 ※DWGからSXFファイルを作成する具体的プロセスを知らないので、 そういった空の画層が実際に影響があるのかどうかは知りません。

 

 空の画層は、AutoCADで編集することで消去できます。以下は、LT2000での操作なので、 新しいバージョンでは何かが違うかも知れません。

1)コマンドラインで「purge」と入力。メニューなら 「ファイル」−「図面ユーティリティ」−「名前削除」。

2)「名前削除」のダイアログが出る。ラジオボタン 「名前削除可能な項目を表示」にする。

3)「画層」に、 削除しても差支えない画層がリストされているので、削除したい画層を選び、「名前削除」

 ファイル数が多いと手間がかかりますねぇ。ちなみに、「0」と「defpoint」は、 AutoCADでは特殊な作業レイヤで、削除することはできません。

 

 名前削除を複数ファイルに対して一括で行えるユーティリティソフトがどこかにありそうですね。 AutoDeskのDWG TrueViewならできるらしいですが、私が現在使用している2007バージョンには、 それらしい機能はありません。 

 現在最新の2009なら可能なのでしょうかね。

−−−

JacConvertは建築フォーラムより入手できます。
http://www.farchi.jp/

 

posted by いさた at 15:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月29日

EveryDWGでDWGを扱う(追記あり)

 EveryDWGは、DConvertの後継?として、Open Design Allianceがフリーで公開しているソフト。

 DConvertは、いくつかの変換ソフトやCADソフトと組合わされて、 AutoCadが無くともDWGを直接扱うことができましたが、対応が2000形式までだったため、 それ以上のバージョンのDWGを扱う場合、DWG TrueViewや、Cadversionconvertと言った、 DWGをバージョンダウンさせるソフトを一度通す必要がありました。

 

 その点、EveryDWGは、2007形式までのDWG,DXFを扱うことができ、 バージョンダウンの手間が省けるようです。先日、私も使っていて、 非常に重宝しているJacConvertがEveryDWGに対応し、2000形式以降のDWGを直接扱えるようになり、 少し楽になりました。

 また、シェアウェアのCAD・BeDrawも、EveryDWGに対応しています。これから、 少しずつEveryDWGを利用するソフトが増えてゆきそうですね。

 

 最近は、業務で受取るDWGデータも、2000形式以上であることが増え、 変換ソフトで直接扱えるようになるのは助かります。ただし、AutoCadも毎年バージョンアップしていて、 現時点の最新バージョンは「2009」のようです。

 DWGのファイル形式の互換がどうなっているのか詳しく知りませんが、最新のDWGへの対応を考えると、DWG TrueView(フリー)も必携のソフトと言えるでしょうね。必要なPCのスペックが高くて、 ちょっと古いPCだと動作が厳しそうですが・・・・(^^;

 

EveryDWGは、Open Design Allianceより。
http://www.opendesign.com/
 「Public Downloads」より「EveryDWG.zip」をダウンロード。

JacConvert、BeDrawは、建築フォーラム(FARCHI)より。
http://www.farchi.jp/
 「ダウンロード」から。

DWG TrueViewは、autodeskより。
http://usa.autodesk.com/adsk/servlet/home?siteID=1169823&id=3551938

 

[2009.02.13 追記]

EveryDWGのダウンロードで「Public Downloads」が見あたらなくなっているようです。

http://www.opendesign.com/guestfiles
からならダウンロードできます。

EveryDWGがバージョンアップしているのですが、Downloadしにくい状態は一時的なものなのか、それともこのまま公開中止になってしまうのか?

 

[2009.02.20 追記2]

「Public Downloads」が復活していました。この間のは何だったのだろう・・・

 

[2010.05.20 追記3]

サイト上のファイル名が「Teigha File Converter」に変わったようです。zipファイルをダウンロードすると、中味はEveryDWGです。

 

posted by いさた at 13:32 | Comment(0) | TrackBack(1) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月11日

SXFブラウザ バージョン3.1公開

 国交省のCAD製図基準が変った、というので一応見に行ったところ、 SXFブラウザの新バージョンが公開されていました。

 今回のバージョンアップで目を引くのは、CAD製図基準との適合性チェック機能が追加された、という点ですね。 製図基準は、H16.6版に対してのものなので、やがては、 新しいCAD製図基準に対応したバージョンが出てくるのでしょう。
 改定されたCAD製図基準が適用されるのは、H21.1以降ということなので、 今年の暮れぐらいにまたバージョンアップするのでしょうね。

 

 新バージョンのブラウザをインストールして、適合性チェック機能を試してみたのですが、チェックレベルを「警告」 「注意」「チェック無し」などにカスタマイズできるようです。デフォルトでは、レイヤ名と図面サイズが「警告」 レベルになっています。発注者がまず気になるのはこの辺ということなんでしょうね。

 その気になれば、文字サイズをはじめ、線色・線種・線の太さなど諸々をまさに「機械的に」チェックできるようです。 製図基準への適合をチェックする有償ソフトがすでにありますが、今回のバージョンアップで商売敵の出現、 といったところでしょうか。

 

 実務者として心配なのは、これでCAD製図基準への適合、という設計業務の本質からは、 ちょっと外れた点に血道を上げるケースが増えてくるのではないか、という点ですね。とにかく杓子定規にチェックして、ダメ! ダメ!となり、つまらぬ労力を消費せねばならない事態への恐れ。

 ちなみに、バージョン3.1は以前のバージョンと併存可、 ただし旧バージョンへの上書きインストールはNGだそうです。

 

CALS/EC 電子納品に関する要領・基準
http://www.cals-ed.jp/index.html

 

posted by いさた at 18:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月12日

DWG・DXF ファイルビュアー

 DWG・DXFファイルビュアー。AutoDesk社謹製でフリーですが、ダウンロード時に、氏名、 メールアドレス、職種、所属を登録する必要があります。

DWG TrueView −DWG・DXFの表示と印刷

 ダウンロード時のファイルサイズが約110MBと巨大で、ビュアーの割に動作環境の要求が高いように思います。 ハードディスクの空容量が300MB以上必要だそうで・・・

 機能的には、今は配布していないフリーのAutoDesk Voloview Expressの方が、DWGの表示や印刷以外にマークアップができたりと、 多機能だったと思いますが、今では有償でないと使えなくなってしまいました。

 

posted by いさた at 19:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

OCF検定で保証されるものとは?

 OCF検定に合格したCADならば、SXFファイルによるデータ交換が保証されている、とか、 電子納品のCADデータとして保証されている、というような記述を見かけますが、いったい何が保証されるのでしょうね?

 ソフトベンダーさんとしては、OCF検定に通っているので、データ交換の確実性を保証しているのでしょうか?実際に、 実務で作成される、あらゆるCADデータを検証できるわけではないだろうし、CADソフトに絶対にバグが無い、ということもないでしょう。

 例えば、CADの独自形式データをSXFに変換するときに何らかのバグがあり、正確に作図しているにも関わらず、 SXFデータが異常になり、さらに異常なデータに基づいた数量計算・積算が行われ、そのおかげで工事費が過大になってしまった、 という事態が起きてしまった場合いったいどうなるのでしょうか。工事費が過大になってしまった責任は一体どこにあるのか?
 私の予想は、ソフトの使用許諾に基づき、ソフトベンダーは、ソフトを使用した結果については一切責任を負わないということで、 責任はユーザにある、で一件落着かと思います。
これまで、ソフトを使用した結果について、責任を負うなんて書いてある文面を見たことがないですね。

 まあ、OCF検定に合格したソフトであれば、今書いたような事態になる確率は、かなり低いのでしょうが、データ交換や、 データの再現性について、誰かが保証している(何らかのトラブルが発生した場合に、誰かが責任を持つ)、と思うのは、 幻想としか思えないですね。

 保証と責任は別問題、ということでしょうか。

posted by いさた at 17:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月27日

製図基準

いわゆる、JHのCAD製図基準は、国土交通省のCAD製図基準と、レイヤ名や線色が
少しづつ違っていて、ややこしい。

香りとしては、Autoありき、でしょうね。

じきに民営化するのだから、それでもかまわないのでしょうが、仕事を受ける側
としては、ややこしいだけです。
posted by いさた at 19:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DWG2004をJwwに変換するには

JacConvertでは、DWG2004を直接読込めないので、CADVersionConverter(ACAD Systems、
英語版)で、DWGのバージョンを下げてから、DWG→JWW変換を行う。
DWGは2000以下のバージョンがおすすめ。

CADVersionConverter Ver3.00
http://shareware.pcmag.com/product.php%5Bid%5D83021%5Bcid%5D36%5BSiteID%5Dpcmag

※バージョンダウン後のdwgファイルは、ファイル名の末尾にダウン後のバージョン名
が追加される。
ex.)hoge.dwg→hoge(2000).dwg
posted by いさた at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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