また、前回のレビューから間が空いてしまいましたが、いよいよセブンXも最終話。
最終話は前回からの続き。他のエージェントに踏込まれ、追いつめられた緊迫感の中、ジンとエレア、 ケイとエスの二手に分れて施設の破壊に向う。ジンの側は、エイリアンから猛攻を受ける一方、 ケイの側は光学迷彩で隠された施設に潜入、潜行する。
エレアから「自身の力の事を思い出すと自分で無くなる」と警告を受けるジンだが、 猛攻の前に追いつめられてセブンXに変身。闘うものの、クモのような姿の敵エイリアン3体は存外に強く、 光る糸のようなものに縛り上げられ、敗れてしまう。
意識の世界で、ジンはこの世界の支配者と思われるものたちと会う。人間の姿をしているが、 敵エイリアンの意識の中だけの姿なのか、それともこの意識の中の姿が本体なのだろうか。
支配者は、情報の提供側にあり、侵略するでもなく、ただ存在する、という。支配されている、 という意識を持たせることなく、世界を支配している、というのは非常に不気味であり、巧妙である。 現実社会でも同じような可能性が十分に考えられる、という点が不気味さをより強調している。
支配者は、ウルトラセブンの役目が終った、として、留めを刺そうとする。セブンのことは十分にわかっていて、 利用していたようである。自分達にとって邪魔なエイリアンを排除するため、セブンを利用していたようである。
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