ガソリン暫定税率で大もめになっている今の国会で、 地球温暖化対策推進法(あまり話題に上りませんがあるんですね)の改正案が提出されているそうです。
それにより、来年4月以降に電気・ガス・ガソリン代の領収書にCO2排出量が表示されることになるようです。 表示は努力目標だそうですが、各企業も要請に応じる構えだそうです。
日常生活やオフィスでの業務活動で、どれぐらいのCO2を排出しているのか、 ひとりひとりにしっかりと意識してもらう狙いがある、ということです。領収書に表示する、といっても、 よく見るのはすでに関心がある人で、やはり見ない人は見ないでしょうね。
排出量の抑制につなげたいのであれば、意識させるだけでは不足で、日本として例えば 「毎月の一家庭あたりのCO2排出量をこの値以下に抑えたい」という目安・目標を設定して、 広く知らせることが必要でしょうね。電気・ガス・ガソリンの使用分のみに限って、 わかりやすく排出量の上限を設定するとわかりやすいと思います。
もしくは、「10kgのCO2で、北極の氷1m2が溶けます」 なんていう危機感を持たせる表現でも良いかも知れません。
いずれにせよ、目安があれば、領収書に表示したCO2排出量に関心を持つ人も増えてくるのではないでしょうか。 目標値を下回れば、翌月の電気料金なりガス料金なりが割引になる、といった「アメ」があれば、 さらに関心を持つ人も増えるだろうし、排出量を減らす努力が加速するかも知れません。
ただ、使用量が少なくなるほど使用料金が割引かれる、というのは普通に見られる料金体系と逆行するので、 実現するのは難しいか。株の個人投資家のように、個人単位のCO2排出権を設定して売買いする、 ということも考えられますが、ここまで行くと環境問題解決が主眼ではなく、 環境問題をネタにしたビジネスが主眼になってしまい、趣旨からは外れてしまいますね。
現実に表示されるようになるのは、早くても1年後のことですが、実現したら、 自分の家でどれぐらいのCO2を出しているのか、というのを一度見てみたいですね。
YOMIURI ONLINE
電気代・ガス代・ガソリン代の領収書にCO2排出量
自分が排出した二酸化炭素(CO2)量が具体的にわかるようにと、来年4月以降、電気代、ガス代、 ガソリン代の領収書に、CO2排出量が表示される見通しとなった。
今国会に提出されている地球温暖化対策推進法(温対法)改正案に対し、自民、公明、 民主の各党が25日、こうした内容を盛り込んだ修正案を共同提出した。
修正案では、電気、ガス、石油などを供給する企業が、消費者に対し、 使用したエネルギー量に応じたCO2排出量を情報提供するよう努めることを求めている。努力目標だが、 業界側も応じる構えで、家庭やオフィスで使う電気やガスのほか、給油の際のレシートに、 CO2排出量が明記されることになった。
家庭やオフィスからの排出量は急増しており、2006年度は1990年度比で、家庭部門が30・4%、 業務部門が41・7%増えた。修正案には、日常の生活や業務活動でどれぐらいのCO2を排出しているのか、 一人ひとりにしっかり意識してもらう狙いがある。
(2008年4月25日14時35分 読売新聞)



