千葉県の県立高校で、入学金が未納になっていた新入生2名を入学式に出席させなかったそうです。この2名は、 入学式後に保護者が入学金を支払ったので、入学は許可されたとのこと。
どうでしょう、入学式に出席できなかった生徒は嫌な思いはしたでしょうが、 高校の処置はやむを得ないものだと思います。たぶん、 入学金をなかなか支払わない保護者は今回が初めてというわけでもないだろうから、高校側としては、 今回は一罰百戒を狙った処置である可能性もありますね。
批判されるべきは、事前に説明があったにもかかわらず、入学金を支払わなかった保護者でしょう。 それぞれに支払えない事情があったのかもしれませんが、学校の連絡後に払ったところを見ると、 本当に経済的理由で払えなかったのかどうかは疑わしい感じがします。
私立で入学金を納めていなかったら、間違いなく入学はできないでしょうし、公立高校ということで、 まだ緩い扱いだったと思いますね。入学式に出席できなかった生徒が今後いじめられたりしないか、という点は気になりますが。
未納の旨の連絡を受けた時の保護者のコメント『後日支払いたい』『お金を持ってきていない』、 というのは緊張感を欠いた感じですね。まさか未納だから入学式に出られない、なんてことは無いだろう、いう雰囲気がします。
事前説明の詳細が不明ですが、『入学金を期日までに一部でも支払わない場合は、入学できない。 入学式にも出席できない』と明確に説明したのでしょうか。曖昧な説明だったとすれば、学校側にも多少の落度があったかも。 今時の未納に対する対処であれば、それぐらいはっきり言わないと通用しなくなっているのでは。
・・・実は、全国でも報道されないだけで、同じようなケースはあるのかもしれませんね。
asahi.com
入学金未納の2生徒、入学式に出席させず 千葉の高校
2008年04月13日10時27分
千葉県八千代市の県立八千代西高校(大迫太校長)が、入学金を納めなかった新入生2人を、 8日に行われた入学式に出席させなかったことがわかった。同校は「入学金を納めてもらわないと入学を許可できず、 苦渋の選択だった」と説明している。
同校と県教委によると、新入生159人は入学金5650円や教材費、 授業料など計9万円を入学式当日に納めることになっていた。ところが2人の生徒が未納であることがわかり、 保護者に連絡したところ、それぞれ「今日は払えないので、後日支払いたい」「お金を持ってきていない」と話したという。
学校側は「今日中に払ってほしい」と伝え、午前10時から始まった入学式に2人を参加させず、 別々の教室に待機させた。入学式後、2人の保護者は入学金を納め、生徒はいずれも入学を許可された。
学校側によると、入学金などを式の当日に納めてもらうことは、 合格証書を送付したときに説明書を同封し、3月17日に行われた入学者説明会でも連絡していた。その際、 「持参するお金は一部でもいい。分納もできるので、経済的な心配があれば事前に相談してほしい」と伝えたという。 説明会には2人の保護者も出席していたという。
同校は県教委に対し「学校として苦渋の選択だったが、入学金が必要なことは事前に説明しており、 やむを得ない処置だった」と話している。県教委は「入学許可は学校長の判断にゆだねられている。 生徒や保護者につらい思いをさせてしまったが、説明会で既に連絡済みのことだった」としている。
入学金未納の場合に入学できないというのは、千葉県の条例の規定だったようなので、或る意味、説明しなくても、当然にしたがうべき事なのでしょう。色々な報道によると、キチッと説明はしているようです。まぁ、その保護者が、説明会に出ていながら、聞いていなかった可能性はありますが、それは学校の責任ではないですよね。御指摘のように、保護者の緊張感がなさ過ぎです。
キッチリ説明がなされていて、それでも特別な事情無く未納だったのあれば、いい加減のそしりは免れないでしょう。
いい勉強になった、ということでしょうか。
教科書も買えない、柔道着ももちろん。
金がないのはわかっていた。
親がギャンブル中毒で親ではなかった。
それでも親に依存して、それしかなかった。
何とか、その高校から別の高校(高知学芸高校)に行って、ぎりぎりで出た。
思うんだ。
貧乏をもっと理解して欲しい……。
ひどい親でも、おれのとーちゃんだったんだもの。
今ではそのころとちがって、誰にも、ひどいといわせない。
それはそれで、仕方なかったんだもの。
何とかなったのは、知らないうちに、何とかしてくれる先生が、いたんだぞ。
教科書も買えない、柔道着ももちろん。
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