堺市にある大阪府営団地で、エアコンダクト用の孔明けの際、140ヶ所も鉄筋を切断して、団地丸ごとが、 耐震性に問題がある状態になってしまったそうです。で、入居している住民(78戸、174人)に、 早急な移転を求めているとのことです。団地自体は、築35年経って老朽化が進んでおり、建替え案も含めて、 復旧案を考えるそうです。
発覚したのは、住民が「鉄筋が切れているが大丈夫か」と問い合せたことからだそうです。発注者も、設計者も、
施工者も、言ってみれば不注意が重なって、このような事態になったのでしょうが、あまりにもヒドイですね・・・・
記事では、設計事務所が、鉄筋位置を確認しないまま図面を作成し、
府営団地を管理する大阪府住宅供給公社も見のがしていた、ということですが、普通では考えられないような事態ですね。
何人ぐらいの人が関わっているのかわかりませんが、普通は、誰かが気づいてもよさそうなものですが・・・何も見ていないか、
技術的・構造的な問題以外の、何らかの都合でこうなったのでしょう、きっと。
設計者としての立場からは、典型的な自戒とするケースです。救いに思えるのは、危険である、 という事実が隠蔽されずに公表され、早急な移転というちょっと無理な対策ではありますが、対策が進みつつある、 という事でしょうか。
今後は、住民への対策も進められるのでしょうが、発注者・設計者・施工者の間で、 責任の明確化(なすりあいとも言う)が行われるのでしょう。
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エアコンの穴で耐震性低下、団地1棟もう住めない



