2005年11月02日

親を毒殺

 静岡県の16歳高一女子が、母親に毒を盛った事件。現在、殺人未遂ですが、 これから殺人罪に変る可能性もありますね。
 毒物は、タリウムという重金属だそうです。関連記事を読んでいると、これまでにも動物にタリウムを与えていたとか、 母親の容態変化をブログに記録していたとか、母親の入院後にもタリウムを与えていたとか、 尊敬する人はナチスドイツの毒物学者だとか・・・
一言で言うと、空恐ろしい、というか、背筋が凍り付くような恐ろしさを感じます。殴ったり、刺したりというのが、 激しい殺意・陽に表現される殺意だとすれば、毒殺は静かなる殺意・陰に表現される殺意というところでしょうか。

 自分の親に毒を盛る、という心境は私の理解力をはるかに超えています。が、もしかすると、殺意ではなくて、 例えば科学者が実験を行うような心境で、「人が死ぬ」という結果を求めていたのではなく、「死に至るまでの経過」 を観察する、という興味だけで行ったことであり、実は母親で無くても良かったのかもしれません。対象が母親になったのは、 自分の観察の都合だけで、もしかすると、父親や兄弟でも良かったのかもしれません。

 自分がしていることが犯罪・殺人である、という認識がないままの、(結果的な)凶行なのであれば、 あまりにも社会的な常識が無さ過ぎる、また、物事の因果関係を想像する力が未熟すぎますね。
精神鑑定、という話も出ているようですが・・・・

 これを真似する人が出てこないことを祈ります。

 asahi.com  母親の毒殺を図った容疑、高1女子を逮捕 容疑は否認

 (拙文) 犯罪を真似る心理
 

posted by いさた at 17:04 | 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(子供) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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