沖縄・那覇で、アメリカ兵が日本人の女子中学生に乱暴したとされる事件で、少女側が被害届を取下げ、 容疑者は不起訴処分で釈放されたとのこと。
沖縄県を上げて、アメリカに対し抗議の決議をしたり、 国としてもアメリカに綱紀の引締めや防止策の徹底を求めるなど、大きな広がりを見せた事件ですが、 被害者が告訴をやめるという展開になりました。容疑者は暴行については否認しており、刑事責任に関しては、 真相はこのまま闇の中へ・・・・・という流れでしょうか。
親告罪である以上、少女の意志は尊重すべきですが、抗議の意志を明らかにした自治体や市民運動グループにとっては、 振上げた拳を降ろす先が急になくなってしまった、という感じがします。
この問題は、このままフェードアウトか。
asahi.com
海兵隊員を釈放 少女側が被害届取り下げ 那覇地検
2008年02月29日22時08分
那覇地検は29日、女子中学生に乱暴したとして逮捕された在沖縄米海兵隊員のタイロン・ルーサー・ ハドナット2等軍曹(38)について、生徒が同日付で告訴を取り下げたとして不起訴処分とし、釈放した。
刑法は強姦や強制わいせつなどについて、性犯罪被害者のプライバシー保護などの観点から、 犯罪事実の有無にかかわらず被害者の告訴がなければ起訴できない「親告罪」と定めている。
地検によると、女子生徒は29日、事情を聴いていた検事に対し「(事件に)これ以上かかわりたくない。 そっとしておいて欲しい」と述べ、告訴を取り下げたという。これにより、海兵隊員は同日午後8時40分ごろ釈放され、 米軍に身柄を引き渡された。
県警は2月10日夜、北谷町(ちゃたんちょう) 北前1丁目の路上に止めた車内で女子中学生に乱暴したとして、同11日未明、強姦(ごうかん) 容疑で海兵隊員を緊急逮捕した。隊員は調べに対し「抱きついたりキスしようとしたりしたが、暴行はしていない」 と容疑を否認。その後の調べに対しても「女子生徒に関係を迫ったが、拒まれたので乱暴はしなかった」 などと供述していた。
県警の調べでは、隊員は同10日夜、沖縄市の路上で、友人と一緒にいた女子生徒に声をかけ、 「家まで送る」と言ってオートバイで本島中部の自宅へ連れて行き、その後、自宅から逃げ出した生徒を 「家まで送ってあげる」と言って車に乗せて、北谷町に行った、とされていた。
女子生徒は、携帯電話で別の友人に「助けて」「外国人に連れて行かれた」と連絡。友人とその家族らが 「連れ去られた可能性がある」と沖縄署に届け出た。同日午後10時45分ごろ、女子生徒から友人の母親に「逃げてきた」 と電話があり、県警が北谷町の現場近くで保護した。
女子生徒が車の特徴などを覚えていたことから隊員が浮かび、 県警は自宅前に止めた車の中にいた隊員に同署への任意同行を求め、緊急逮捕した。
この事件をめぐっては、県議会や県内の全市町村議会が抗議の決議をした。また、 シーファー駐日米大使らが沖縄県庁を訪れて謝罪したほか、来日したライス国務長官も福田首相らに対し遺憾の意を表明。 在日米軍は2月20日から、沖縄と山口県岩国市の米軍基地所属の米軍人らの基地外への外出を禁止している。



