昨日、嫁はんが見たい見たい、というので、熟年離婚はレコーダーに任せて、NHKの「ご近所の底力」を見ました。
「これでいいのか!子どもの食卓」という内容だったのですが、すさまじい食事がありましたね(+_+)
ご飯に駄菓子をのせた駄菓子丼とか、マヨラーな食事もそうですが、パンにマーガリンを半箱分盛上げたものだとか、
砂糖だらけ(1日に砂糖を1kg使用するらしい)とか・・・野菜を一切食べられず、三食のほとんどが菓子パンとか。
今の子供たちで、このような食事をとっている割合がどれぐらいなのかわかりませんが、想像を絶するような食事でしたね。
これでは、けがをしやすいとか、病気になりやすいとか、キレやすいとか、異常な身体・
精神になるのも不思議ではないように思いました。
我家の食事は、自分で言うのも何ですが、番組に出てきたレシピと比べると、はるかにマトモなものなので、 うちの子供の食卓は、まあ普通なのかな、と思いました。子供達も、嫌いなものはあるにはあるけれど、 それなりにバランスがとれた食事はできているようで、ちょっと安心しました。朝食が少ないのは、反省点でしたが。
また、番組の趣旨上、妙案という解決策がいくつか出てくるのですが、山梨県の塩山市ということで行われている、
手ばかり法、というのは面白かったですね。一食あたり、肉や魚は片手にのるほど、ごはんは両手にのるほど、
野菜は両手に山盛り食べると、バランスがとれているそうです。塩山市では、幼稚園などでこれを始めてから、
野菜嫌いの子供がかなり少なくなったそうです。
給食で、手のひらにサランラップをのせて、自分の分をとっていましたが、ラップの消費量は多そうでした(^^;
最後に出てきた妙案は、仕事で忙しい親に代り、NPOが食堂を開いて、子供が食べやすいメニューを工夫し、
栄養バランスがとれた食事を提供している、というものでしたが、解決策としては、私は違和感を感じました。
昔なら、それぞれの家庭で担っていた、バランスのとれた食事を、地域で(家庭の外で)担う、という仕組ですが、
つまるところは、対症療法でしかないように感じました。まあ、子供の身体のことを考えると、現実問題として、
まず栄養バランスをとるようにする必要があるでしょうから、対策としては有効なのでしょうけれど。