3月に開業する横浜市営地下鉄の新線に、席を譲るように呼びかける「スマイルマナー向上員」 なる方々が乗務することになるそうです。横浜市営地下鉄は全席優先席としているが、 譲り合いが浸透しないための措置だとのこと。
横浜市交通局として、譲り合いを増やすために努力する、ということのようですが、ここまでしようというのは、 「席を譲ってくれない」という苦情が交通局を動かすほど寄せられている、ということなのかもしれません。
スマイルマナー向上員は、立っている高齢者や妊婦を見つけると、座っている乗客に「どなたか譲ってもらえませんか」 と呼びかけるそうで、2人一組で1チーム、さらにトラブル対策に警備員も随行するとのこと。
字面だけ追っていると、強制的に座らされ・譲らされているような感じがして、どうも奇妙です。 呼びかけにも関わらず、誰も席を譲らなかった場合、どんな空気が車内に流れることになるのでしょうね(^^;
この取組みがどう転んでいくのかわかりませんが、まあ、マナー向上員の呼びかけで席を譲るようになったとしても、 今の風潮では「マナー向上員に言われなければ席を譲る必要はない」「マナー向上員が足りないから席に座れない。 全線に配置しろ」などという、自発的に譲るというよりも、強制する方向に流れて行きそうな気もします。
YOMIURI ONLINE
「席譲って」横浜市営地下鉄、マナー向上員導入へ
市営地下鉄に全国で唯一、全席優先席を導入している横浜市は、 3月に開業する市営地下鉄の新線の車内で、高齢者などに席を譲るよう乗客に声を掛ける「スマイルマナー向上員」 を乗車させる。
全席優先席がステッカーや車内放送だけでは、なかなか浸透しないためだ。向上員が声を掛けることで、 席の譲り合いを増やしたいという。
新線は、日吉(港北区)―中山(緑区)駅間を結ぶ「グリーンライン」で、3月30日に開業する。 向上員は平日の午後2〜5時、2人1組で3チームが活動。車両内を行き来しながら立っている高齢者や妊婦らがいると、 「どなたか譲ってもらえませんか」と座っている乗客に呼びかける。トラブルにならないよう、各チームには警備員も付く。
向上員は、市営地下鉄を利用している18歳以上からアルバイトとして募集し、 作文や面接で約20人を選び、3時間の活動で1500円支払う。
市交通局は「ステッカーや放送だけでは、いつも利用している人は全席優先席を意識しなくなってしまう。 譲り合いは強制ではないが、声掛けによってマナーを浸透させたい」と期待する。
ただ、利用者の向上員導入への受け止め方は様々だ。旭区の主婦(56)は 「譲ってあげたくても恥ずかしくて言い出せない場合が多く、声を掛けてもらえれば、背中を押してもらえる」と歓迎する。 一方、中区の高校1年の女子生徒(15)は「譲るよう言われたら周りに恥ずかしい」と嫌がり、泉区の男性(81)は 「席の譲り合いは本来自発的なものなのに、不自然」と首をかしげる。
加藤諦三・早稲田大教授(心理学)は「高齢者や妊婦に席を譲るのは当たり前のこと。(向上員導入は) 当たり前のことを直接声を掛けて実行させなければならないところまで、 日本の社会が心理的に崩壊していることを象徴している」と嘆く。
全席優先席は、関西の阪急電鉄が1999年に全国で初めて導入したが、浸透せずに昨年10月、 廃止した。横浜市は2003年から取り組んでいる。
(2008年2月4日14時39分 読売新聞)





まぁでも、最近の状況を見ていると、これくらい強制しないとダメなんじゃないかな?という感じがします。もし、もめ事になった時、周囲の人は助けてくれません。それなら、言わない方がマシ、という空気になります。そうであれば、その空気を打ち破るためにも、マナーの悪いヤツには、鉄道会社が責任を持って、鉄槌を食らわしていただきたいと、思う拙僧でございます。
難しい影響が出そうですね。
ちょっと事情は異なりますが、優先席をめぐって傷害事件があり、それをエントリしましたのでTBな土産を持参しました(土産汗)。
う〜む、記事中にある・・・
>> 「どなたか譲ってもらえませんか」と座っている乗客に呼びかける。
>> トラブルにならないよう、各チームには警備員も付く
とあって、タイムリーと申しますか、偶然な傷害事件がございました(TB記事ご参照汗)。
ボンクラめが取り上げた事件は、被疑者が酔っていたことや「60歳」とうビミョー?な年齢、優先席を占有していた細かい事情(子供もいたのか?等)が不明ですので、ちとお茶を濁した感がありますが、やはり上記報道にもあるように、この手の譲り合いに「トラブル防止」というあたりが何ともかんとも?な印象ではあります(汗)。
ちなみにボンクラめは、極力「優先席」は隙まくりでも座らないようにしています(未然のトラブル防止汗)。
問題は普通席での譲りの機会で・・・ボンクラめの迷いはTB記事にて・・・続く汗。
譲り合いという本来自発的なものを強制する、というのが奇妙に感じる原因でしょうか。
いっそ、鉄道会社が強制する方が時勢にはあっているのでしょうか(^^;
>のびぃ太さん
実際に始めてみて、乗客にどのような影響があるのか、ある程度時間が経たないとわからないでしょうね。
どう影響するかは、地域性というか県民性も関係がありそうです。
>時評親爺さん
TBを返させていただきました。
警備員も配置する、という事は何らかのトラブルは想定内、ということですね。
マナー向上員が「この人は座りたがっている」と見極めるのもなかなか難しそうです。
呼びかけがかえって失礼にあたることがあるかもしれませんね。
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