先日、宇宙から地球へ向け紙飛行機を飛ばそう、という計画が伝えられていましたが、 今度は宇宙ステーションでブーメランを飛ばすとどうなるのか、という実験のニュースです。こちらは、 ブーメランの世界チャンピオン・栂井靖弘さんが依頼し、3月に宇宙ステーションへ行く土井隆雄さんが行うとのこと。
ほぼ無重力の場所でブーメランを飛ばす、ということは、まだ誰もやっていないのですね。 ブーメランが投げた手元に戻ってくるには、重力が必要だと考えられているそうで、 無重力空間ではいったいどんな結果になるのか?非常に興味深いです。
それにしても、ブーメランの世界チャンピオンは日本人で、それも大阪在住の方だったのですね。知りませんでした。
毎日.jp
ブーメラン:土井さんが宇宙実験に挑戦 国際ステーション
3月に米スペースシャトルに搭乗する日本人宇宙飛行士、土井隆雄さん(53)が、 ブーメランの宇宙実験に挑戦する。ブーメランが投げた場所に戻ってくるには重力が必要だと考えられているが、 重力がほとんどない場所でどう飛ぶのかは分かっていない。土井さんは国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟 「きぼう」の建設作業などの合間に、ISSの中で紙製のブーメランを投げる予定だ。
ブーメランの世界チャンピオン、栂井(とがい)靖弘さん(36)=大阪府在住=の依頼を、 土井さんが快諾した。
栂井さんは幼いころから宇宙が好きで、18歳のとき米航空宇宙局(NASA)の見学にも行った。 打ち上げ直前のシャトルを見て、「いつか宇宙へ行きたい」と思ったという。
その後、ブーメラン競技を始めた栂井さんは、06年に北海道で開かれた世界大会で優勝した。 「自分が宇宙へ行くのは難しいが、せめてブーメランが宇宙を舞う姿を見たい」と考え、宇宙航空研究開発機構(JAXA) の的川泰宣・宇宙教育センター長を通じて土井さんに依頼した。
栂井さんは06年秋には、JAXA筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で土井さんに投げ方を指導。 土井さんも上手に投げられるようになり、「宇宙での遊びとして、はやるかもしれないですね」と話したという。 的川さんは「92年に毛利衛さんがシャトルで紙飛行機を飛ばす実験をしたが、ブーメランには誰も挑戦していない。 科学的にも無重力での物の動きを知ることができて興味深い」と話す。
栂井さんは土井さんのために、練習用と本番用のブーメランを作り、JAXAに届けた。 「自分の代わりにブーメランが宇宙へ行くのは万感の思い。手元に戻るのか、上へ浮いてしまうのか、 どこかへ行ってしまうのか。とてもワクワクしています」と声を弾ませた。【永山悦子】
毎日新聞 2008年1月23日 15時00分
まだまだ無重力状態については、分かっていないことがたくさんあるということなんでしょうね。今回の一件も、とても楽しみです。しかし、なんとなくですが、帰ってこないような感じですね。
>まだまだ無重力状態については、分かっていないことがたくさんあるということなんでしょうね。
地球上でちょっと実験、といっても難しいでしょうし、分らないことはたくさんあるのでしょうね。
>帰ってこないような感じですね。
私は、手元に帰って来ないで、豚の尻尾みたいな軌跡を描くとか、変った軌道を取るのでは、と予想。楽しみですね。