枚方市の清掃工場官製談合事件で、談合に関わっていた平原警部補に懲役2年6ヶ月の実刑判決が出たとのこと。
求刑4年のところ、2年6ヶ月というのは減刑するなんらかの事情があったようです。
また、追徴金として1000万円だそうで、これは警部補が大林組から受取った金額のままですね。
談合を取締る立場にありながら、談合に関わっていたというかなり情けないケース。平原警部補のようなケースは、 氷山の一角でしょうか?だとすれば、談合体質はやはり相当根深いものですね。
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大阪・枚方の官製談合、元警部補に懲役2年6月判決
大阪府枚方市発注の清掃工場建設を巡る官製談合・汚職事件で、収賄と競売入札妨害(談合) の罪に問われた元府警捜査2課警部補・平原幸史郎被告(48)の判決公判が16日、大阪地裁であった。
樋口裕晃裁判長は「共犯者に『検挙されない』という安心感を与え、不正を活発化させた。 わいろも要求しており、警官としてあるまじき卑劣で悪質な手口。職務に励む多くの同僚の努力を裏切り、 国民の信頼を損なった」として、懲役2年6月、追徴金1000万円(求刑・懲役4年、追徴金1000万円) の実刑を言い渡した。
この事件では、前市長・中司宏被告(51)ら計6人が起訴され、 うち大林組元顧問の2人が執行猶予付きの有罪判決を受けている。
判決によると、平原被告は中司被告らと共謀し、2005年11月にあった清掃工場建設工事の入札で、 大林組の共同企業体が落札できるよう談合。警官にもかかわらず談合を黙認するなどした見返りとして、06年12月、 同社側から1000万円を受け取った。
(2008年1月16日15時10分 読売新聞)