宇宙ステーションから地球へ降りてこられるという紙飛行機開発の実験を、日本折り紙ヒコーキ協会と、 東大のグループが取組んでいるそうです。愛好家グループという事ですが、ヒコーキ協会というのがあるのですね。
実験は超高速風洞を使って、マッハ7の時の紙飛行機の耐熱性や強度を調べるそうです。紙飛行機は、 長さ8cmでスペースシャトル形に折ったもので、耐熱処理を施すとのこと。
耐熱処理は折ったものに対して何らかの処理をするのか、それとも紙自体に処理を施すのでしょうか。 スペースシャトル形の紙飛行機というのも折れるのですね(^^;
紙飛行機は低速なので大気圏に突入しても燃え尽きずに着陸できる可能性があるそうです。 大気圏突入性能がある紙飛行機ということになれば、何やら凄い性能の紙飛行機、という感じがします。 宇宙から紙飛行機が飛んでくる、というのはファンタジーで、SFのネタっぽい感じがしますが、 現実になる可能性があるのですね。素晴しいことです。
さて、「低速」といっても、いったいどれぐらいのスピードで飛行し、着陸するのでしょうか。 紙飛行機は軌道を制御できないだろうから、旅客機などにぶつかったり、とんでもない場所に着地する可能性がありそうです。 衝突事故になる可能性もあるのでしょうか。
紙飛行機の重量は軽いだろうけれど、スピードがどれぐらいになるのか。マッハ7が出れば、 いくら軽いものとは言っても、かなりな運動エネルギーなのでは?気になりますね。
おりがみヒコーキのHP
http://www.oriplane.com/
asahi.com
宇宙→地球、飛べ紙ヒコーキ 愛好家と東大が検証試験
2008年01月14日14時26分
宇宙ステーションから地球に降りてこられる紙飛行機つくりに、 日本折り紙ヒコーキ協会と東京大のグループが取り組んでいる。17日、同大の風洞を使って検証試験をする。
実験には長さ8センチ、スペースシャトル形に折った紙飛行機に耐熱処理をしたものを使う。 東京大柏キャンパス(千葉県柏市)にある実験用超高速風洞の、マッハ7の高速気流内で耐熱性や強度を調べる。
スペースシャトルなどの宇宙船は帰還時にマッハ20ものスピードになり、 空気との摩擦で高温になるため、表面に耐熱の特別な工夫がいる。紙飛行機は軽いので、空気の薄いところから減速し、 低速で着陸できる。燃え尽きることなく帰って来られるかもしれないという。
鈴木真二東京大教授(航空宇宙工学)は「宇宙ステーションから平和のメッセージを付けて飛ばしたい。 世界のどこに着陸するかわからないが、拾った人に届けてもらえれば」と夢を語る。
なかなか面白い話ですね(笑)
いったいどうなるのか?実験が楽しみです。ここで紹介されていた『よく飛ぶ紙飛行機』ですが、数冊もっていまして、子供の頃、ずいぶんと作りました。
技術的にもさることながら、発想も面白いですね。
>数冊もっていまして、子供の頃、ずいぶんと作りました。
そうなのですか。私も子供の頃は良く作りましたが、周囲の真似をしたり、我流でつくったりした程度でした。
今、下の子が紙飛行機にハマっていて、紙があると飛行機を作っています。
必ず一度は通る道なのかも知れませんね。
宇宙ステーションから飛ばしたら、永久に地上へ降りてこないような感じがしますけど。
>でも、どうやって飛ばすのでしょうかね。
宇宙飛行士が遊泳中に、地球へ向けて紙飛行機をそっと「押出す」ような感じなのでしょうかね。
慣性で動いている飛行機が、地球の引力で徐々に加速し、やがては大気圏突入・・・というのを想像しますが、実際はどうするのでしょう。
紙飛行機が燃尽きずに地上に着くことが検証されたら、具体的に考えることになるのでしょうか。
夢があって、楽しい話です。
実現の可能性が高くなりましたね。
後は実際に紙飛行機を飛ばした場合の影響や、宇宙飛行の計画の一部に取込めるかどうか、と言ったことの検討が必要なのでは。