茨木市の彩都で、女児用の下着を100回以上家に投込んだとして逮捕された男が、 実は約14年前に大阪マルビルで発生した強盗殺人事件に関与している容疑で、再逮捕されたとのこと。 決め手はDNAをデータベースで検索・照合した結果によるそうです。
変った性癖のおっさんがおるなあ、ぐらいに思ってニュースを見た記憶ありますが、余罪を調べていたら、 逮捕された件よりも遙かに大きな犯罪との関わりが明らかになったのですね。 殺人罪の時効は15年(現在は法改正により25年になったようですが)、時効近くになって、まさに急展開。
男性は、95年に奥さんが突然亡くなってから、熱心に子育て・家事をこなしていたようで、 真面目な人物だったようです。キレると恐ろしい人、という面もあったようで、 ストレスを内にため込むタイプなのかも知れません。
投捨ての奇行は、元々暮していた大津市から、引越した先の彩都でも続けられていたということのようです。 下着の投捨ては、ストレス解消のためと供述しているそうですが、そう言う方向に走るというのはちょっと理解できない。
強盗殺人を犯して長い間普通に生活していたのであれば、 普通では考えられないようなストレスがかかっていたのかもしれません。しかし、 強盗殺人に及んだ動機は何だったのでしょうか?
男性の子供・親族はショックを受けていると思いますが、影響が心配です。
2007.12.25 20:20 追記
続報によると、男性は阪急百貨店に勤務しており、強盗殺人事件の後、2億円横領が発覚し(!)懲戒解雇されていたらしい。全額弁済したので刑事告発はされなかったそうです。
こうなると、こんな裏の顔があったのか、という印象に変ってきますね・・・・
毎日.jp
女児下着投棄男:大阪女性強殺のDNAと一致 再逮捕へ
大阪府茨木市の住宅街で女児用下着を投げ捨てたとして逮捕、起訴された会社員の押谷和夫被告(48) =同市彩都あさぎ3=のDNA型が、大阪市北区のホテルで1994年1月、女性(当時26歳) が殺された強盗殺人事件現場の遺留物のDNA型と一致したことが大阪府警捜査1課の調べで分かった。府警は、 押谷被告が女性殺害に関与した疑いが強まったとして、強盗殺人容疑で逮捕状を取った。25日にも再逮捕する方針。 2009年1月の公訴時効の成立が迫った強盗殺人事件は、解決に向け急展開することになった。
調べでは、押谷被告は94年1月16日午後6時ごろ、大阪市北区の大阪マルビル内「大阪第一ホテル」 客室で、会社員の女性の顔面などを鈍器で多数殴打。首を絞めて窒息死させ、手提げバッグを奪った疑いが持たれている。
ホテルには16日午後2時10分ごろ、会社員風の男が予約なしでチェックインした。 客室から複数の派遣型風俗店に電話、最後にかけた店でアルバイトをしていた女性が午後5時20分ごろに到着した。 男はその約1時間後、チェックアウトせずに逃走。防犯ビデオから、男は身長約165センチのやせ型で、 背広にコートを羽織り、チェックイン時にはなかった眼鏡をかけていた。
押谷被告の自宅周辺では昨年6月以降、 民家玄関先に女児用下着などが投げ捨てられる被害が100件以上発生。捜査の過程で、 下着に付いた遺留物のDNA型が強殺現場の遺留物と一致した。府警は、 下着投げ捨て事件で逮捕した押谷被告自身のDNA型との鑑定を進めていた。押谷被告は、 強殺現場となったホテルの防犯カメラがとらえた男の映像にも酷似していた。【隅俊之、小林慎】
◇DNA記録検索で急展開
事件を急展開させたのは、警察庁が05年9月から運用を始めた「DNA型記録検索システム」だ。 容疑者や事件現場の遺留物のDNA型を登録し、新たに採取されたDNA型と照合する仕組みで、 運用2年目は1年目に比べDNA型一致件数が倍増している。
システムには、登録済みの遺留物を、新たに逮捕された容疑者のDNA型と照合する「余罪照会」 ▽容疑者のDNA型を、新たに採取した遺留物と照合する「遺留照会」▽遺留物のDNA型を、 新たに採取した遺留物と照合する「同一犯行照会」などがある。今回は同一犯行照会だった。
警察庁によると、今年11月末現在、登録済みの容疑者のDNA型は1万4949人分、 遺留物のDNA型は9104件。運用1年目でDNA型が一致し、容疑者や余罪が判明したのは610事件。 2年目は1132事件だった。着実な成果が出ている。警察庁は「殺人や性犯罪は、 同一犯が広い地域で連続して起こす傾向が強い。しかし、これまでは各事件をつなぐことが困難だった。 システム登録を進め、解決に結び付けたい」としている。
時効成立が迫った事件の解決にDNA鑑定が役立った例では、 88年に起きた北海道北見市の夫婦殺害事件で、現場の血痕のDNA型が、 被害者宅に出入りしていた男の親族のDNA型と一致。時効成立約10カ月前に逮捕された。
◇普段は静か、突然「ぶっ殺す」
94年の女性強盗殺人事件で大阪府警が逮捕状を取った押谷和夫被告(48)=廃棄物処理法違反 (不法投棄)罪で起訴。普段は「物静かな人」との評判だったが、突然「ぶっ殺す」 とすごむこともあったと証言する人もいる。強盗殺人事件は「下着投げ捨て」という愉快犯的事件とは全く異質なため、 府警は今後、押谷被告を本格的に追及して詳しい動機の解明を進める。
関係者によると、押谷被告は89年から大津市で家族5人で暮らしていた。礼儀正しく、 自宅前の道路まで掃除するなどきれい好きだった。妻が95年9月に突然死去してからも、押谷被告は毎朝、 子どもの朝食や弁当を用意して仕事に出かけていた。 洗濯物のシャツのボタンをすべて留めて干すなど家事も熱心にこなしていたという。
ところが数年後、下着を民家などに投げ捨てる奇行が始まる。引っ越した大津市の別の場所や、 更に移り住んだ現在の大阪府茨木市の自宅周辺では、計約180回も投げ捨てていたという。押谷被告は府警の調べに 「妻が亡くなって、何で自分だけがしんどい目にあうのかと、ストレスの矛先が世間に向かうようになった。 捨てた下着を他人が見つけると嫌がるだろうと思うと楽しかった」と供述している。
普段は紳士的という評判を持つ押谷被告。だが、禁止されている黒色ポリ袋でごみ出しした際、 ある住民が注意したところ、その日の晩に、酔った押谷被告から電話がかかったという。「ぶっ殺したろか」。この住民は 「キレたら怖いと思った」と話した。【隅俊之、小林慎】
【関連記事】
* 女児用下着で出勤、帰宅後捨てる…押谷和夫容疑者逮捕毎日新聞 2007年12月25日 2時30分 (最終更新時間 12月25日 8時25分)
大阪府茨木市などの住宅街で女児用下着などが投げ込まれる被害が100件以上相次ぎ、 府警茨木署は2日、同市彩都あさぎ3の会社員、押谷和夫容疑者(48)を廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で逮捕した。 押谷容疑者は「下着を身につけると興奮した。捨てた下着を他人が見たら嫌がると思い楽しかった」と供述しており、 府警は余罪を追及する。
調べでは、押谷容疑者は今年9〜10月、 茨木市西部の住宅街の民家3軒の玄関先に女児用下着などを捨てた疑い。同市などでは昨年6月から、 女児用下着やストッキングなどが、民家の玄関先の石段に置かれたり、 自転車にくくりつけられたりする被害が100件以上発生していた。
府警が捜査したところ、複数の現場をうろつく同車種の車が目撃され、 現場近くに住む押谷容疑者が浮上した。普段から女児用下着やストッキングなどを着用して出勤していたといい、 帰宅後の夕方から翌日未明に車で住宅街を回り、脱いだものを捨てていたという。 自宅の自室からは新品の女児用下着やストッキングが計200枚以上押収された。【隅俊之、小林慎】
毎日新聞 2007年12月2日 21時04分 (最終更新時間 12月2日 21時26分)




変質者を捕まえようと体液をDNA鑑定したら大金星。
迷宮入りの事件が一気に解決ですね。
やはり捜査は手抜きをせずきちんとやるべしという見本ですね(笑)
しかし、この男も油断していたのか、強盗殺人は無期懲役以上です。
残された子どもたちが哀れ。
DNA記録検索システムが威力を発揮した、ということですね。
さらに2億円横領していたと言う話も出てきていますが、他にも余罪があるのでは・・・
>残された子どもたちが哀れ。
同感です。
私も同感です。
人格形成がまともに出来るんだろうか。
「こんな父親の子どもだから、彼らも二の舞になりかねない」と、世間は見なすでしょうし。(一部の人から『偏見』と糾弾されるのをおそれて表向きは言わないでしょうが。)
ニュースを見ている限りでは、子供にとっては良い父親として振舞っていたように思えます。
子供の人格形成への影響は心配ですね。反面教師、というケースもありますがね。