2007年11月26日

ULTRASEVEN X Episode 6 TRAVELER

 効率優先・無機質・管理が徹底されたIT企業に勤める目立たない(どちらかと言えばダメな方か)タカオは、 子供の頃は宇宙飛行士になるという夢があったが、成長して現実を知るにつれ、夢を捨てて日常に生きている。 ジンに言わせれば「まるで7等星のような」男。

 彼は、宇宙を永遠に旅しているエイリアン「光の魂」のイレモノとして選ばれる。 意外な形で宇宙飛行士となる夢が叶うことになって、タカオは光の魂のイレモノになることを受入れ、日常を捨去り、 自分の意志でエイリアンと共に宇宙へと旅立つ。

 セブンXに変身して彼を見送ったのはなぜか?タカオへの敬意を示してのことなのだろうか。 変身する必然性も無かったような気がするが・・・・

 侵略目的でないエイリアン、一種ファンタジックな作品だったものの、ちょっと物足りない感じがする。 タカオがスパッと日常を捨去るあたりに、現代人が憧れるモノがあるのかもしれない。

 

 今後の展開を暗示しているのか?と思われるものもちりばめられている。エレナが持っていた「AQUA PROJECT」と記したタグ、プロジェクトはどんな内容なのか。星空を見ると何かを感じる、 ジンの失われた記憶は宇宙にまつわるものなのか。

 今回のエージェント・エスは、ジンに甘えているような印象。仕草にしろセリフにしろ、 これまでとはうって変わって女らしい。「ジンとデートしてた」のはどこまで真実だろうか。 失神したエレナを自宅に連れて行き、ベッドに寝かせるシーンもあったが、ウルトラシリーズとしては珍しくも、 ちょっとエロティシズムを感じさせるシーンだったのでは。深夜時間帯・大人向けならではか。

 最後のバーでのアリサとジンのやりとり「星空好きの彼女を連れてきてね」「残念だけどいないよ」は、ジンとエレナ、 ジンとエスの現在の関係を語らせるためだったのかもしれない。

 

 エージェント3名のちょっとコミカルな動き、ジンの目線のカメラワーク、そのシーン自体は結構面白いと思ったが、 全体の流れの中では、ちょっと浮上がった演出のようにも思えた。

 本筋のストーリーとは違うところの方が気になった本話、やや拡散気味だったように思う。

 

posted by いさた at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(4) | ULTRASEVEN X | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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