調べれば調べるほど、至る所で使用が確認されているアスベストですが(これまで調べていないし規制も遅れがちだったため当然ですが)、
経産省のサイトで、家庭用品に含まれるアスベストについて調査した結果が公表されています。
http://www.meti.go.jp/press/20050912006/20050912006.html
建築物も、駅や学校などいろいろなところで使用が確認されています。最近は、大気汚染や水質汚濁など、「公害」 という言葉をあまり使わなくなっていると思いますが、アスベストは、新しい公害、といった感じになってきました。ただ、 健康への被害が短期間で出てくるわけでは無いようなので、実感としてわかりにくい感じですね。
アスベストに直接触れるような仕事はしていないにしても、これだけいろいろな所にアスベストが使われて来ていれば、これまでの人生で、
多少なりともどこかでは吸込んでいるでしょう。
ここで、アスベストを吸込みはしないか?中皮腫になるだろうか?というような心配をしていたら、
それこそ毎日が不安の固まりになってしまうので、開き直っているしかないのではないでしょうか。
これからの健康被害を防ぐため、現存するアスベスト使用建材などを撤去することは必要でしょうし、そのこと自体には賛成ですが、
撤去したアスベストはどう処理しているのか気になります。
燃やせるわけではないでしょうし、固めてどこかに保管か、それともどこかに埋めているのでしょうか?
将来、大地震が来て建物が倒壊した場合、これまで言われてきた災害対応に加えて、アスベストが舞っている可能性があるので、 できるだけホコリなどを吸込まないよう、対策をする必要があるかもしれませんね。地震でアスベストが飛散するケースは、 いつ起きるか予測がつかないので、実はこちらの方が恐ろしいのかもしれません。