地球は平和記念日。もう5年間も戦争が途絶えている。突然ジンの前に現れたエレナは、 本当に人間は争いが止められるのか、と問いかける。
そんな地球には、アルファケンタウリからひ弱なエイリアンが、星間戦争から逃れるため、と亡命してきている。 人間には害はなかろう、とデウスも認めている。新たに地球に亡命したエイリアンを調べるジンとケイも、 そのひ弱さに同情するくらい。エイリアンがみな同じ顔なのは、制作費の都合か(笑)
しかし、亡命というものの、実は「オリファム」なる鉱石のようなもの(守り神だそう)を地球に探しに来ていた、 言わば工作員みたいな連中だった。オリファムは敵エイリアンの弱点であり、 敵エイリアンが地球にそのオリファムを隠したらしい。敵の凶悪なエイリアンも、オリファム奪回を阻止すべく地球に乗込み、 ジンたちと遭遇、セブンXと等身大戦になる。なかなか強い。
結局、いろいろと事情を知るエスが、デウスで保管していたオリファムを、ひ弱な工作員に引渡すことになる。 凶悪エイリアンにはセブンXも苦戦気味だが、オリファムから発する光線を浴び、弱ったエイリアンにワイドショット一発、 敵は消滅。毎度の事ながら、戦闘シーンはあっさりしている。
さて、母星へ帰るひ弱エイリアンたちを見送るジンたち。エイリアンの「これで彼らを殲滅することができます」 の一言で話が落ちます。結果は、両者相打ちで双方滅亡。愚かな結果になってしまった。ジンは思う「誰のための平和なのか」
いわば、ひ弱エイリアン側よりの立場で、デウス、セブンXが星間戦争に関わってしまった、という顛末。 凶悪エイリアンにも何か主張があったのではないか、両者の滅亡を招いてしまったのは地球人の行いのため?
疑問は湧くものの、エンディングでエージェントたちの心の葛藤というものの描写もなく、ちょっと消化不足か。