引用記事は、内閣府が10代・ 20代の恋人間暴力(デートDVと言うらしい)に関するネット調査の結果を発表したというものです。 デートDVはDV防止法の対象外で対策が難しいため、内閣府が初めて実態を調査したという事ですが・・・・
どうも、「電話に出ない、メールにすぐ返信しないと怒られた」「機嫌がコロコロ変る相手に気を遣わされる」 「行動を制限される」なんていうのがデートDVにあたるようです。まさにラジオとかの悩み相談ネタという感じです。 嫌な思いをさせられるという点で、DVであるということになっているのでしょうか。
いつもちょっとしたことで、 ケガをするぐらいの肉体的暴力を振い続けるのであればそれはDVと呼んでも良いのでしょうが、付合っているのなら、 お互いの人格や性向などが深くわかってくるにつれて、いい思いや嫌な思いをすることがあるでしょう。
嫌な思いをすることがあれば、改めるよう話し合うなり、お互いに妥協するなり、どうしてもダメなら別れるなり、
どう解決するか悩めばいいのであって、それをDVだのなんだの言うのはかなり違和感がありますね。
いろいろ経験を積んでいくうちに、人との付合い方を覚えていく、人を思いやる、自身が成長する、
という事につながると思いますが、そういうきっかけを「DV」で切ってしまっていいんですかね。
そのうち、デートDV防止法なんてのが作られて、「俺は他の女とも付合いたいのに、彼女が許さない。 これは行動の制限・DVだ」なんてことで訴え出たり、「携帯の着信・発信履歴を勝手に見るのは違法行為」 なんていうことになるのでしょうか。
毎日jp
恋人間暴力:10〜20代の男女50%が経験 内閣府調査
内閣府は9日、10〜20代の若い世代での恋人間の暴力(デートDV) に関するインターネット調査の結果を発表した。男女とも50%が交際相手から肉体的・ 精神的な暴力を受けた経験があると回答。その際に相談した相手は「友達」が55.5%(複数回答)で最多だったが、 42.7%は誰にも相談していなかった。
デートDVは、配偶者や内縁関係者の暴力を規制するDV防止法が適用されず対策が難しいため、 内閣府が初めて実態を調査した。事前に登録したモニター約60万人のうち10代と20代の未婚男女を無作為で抽出し、 358人(男性192人、女性166人)から回答を得た。
恋人との関係について、男性の35.4%(複数回答)、女性の56%(同)が 「恋人が自分勝手な行動を取ると不愉快」と回答。「暴力を受ける側にも悪いところがある」と考える人も10.1%(同) いた。こうした考えが、デートDVが広がる背景にあるとみられる。
「恋人がいる」「過去にいた」と答えた258人のうち、男性の53.1%、女性の44.6% が携帯電話に絡む被害を経験していた。複数回答の内訳は、「電話に出なかったり、メールにすぐ返信しないと怒られた」 (38.8%)▽「着信・発信履歴を勝手に見られた」(16.7%)▽「1日に何度も行動を報告するよう命じられた」 (7.4%)などだった。
このほか、恋人との間で「機嫌が急に悪くなったり、優しくなる相手にいつも気を使わされる」(33. 7%、複数回答)▽「行動を制限される」(21.7%、同)▽「言葉で嫌な思いをさせられる」(13.2%、同) などの経験が目立った。【三沢耕平】
最近、こういう余裕のない人格が増えているようですね。結局、相手を1人の個人で、自由に行動する権利があるというような発想が出来ないから、暴力に訴えてしまうのでしょう。ヤレヤレ、という感じです。
恋人との関係といった人間関係のあり方を、法律で規制しようなんていう、変なマニュアル化の方向へ進まないと良いのですがね。
「余裕のない人格」が増えると、そう言った方向に流れていく危険性を感じます。