2007年11月01日

[尼崎飲酒ひき逃げ] 初公判・缶ビール片手に運転していた

 昨日ですが、今年の6月に尼崎で起きた、飲酒運転・ひき逃げ・正面衝突で3名が犠牲になるという、 悲惨な事故を起した容疑者の初公判がありました。危険運転致死罪で起訴されています。

 容疑者は起訴事実を全面的に認めているそうです。酒好きで、10年近く前から飲酒運転の常習者。2年前からは、 なんと仕事帰りはほぼ毎日、缶ビール片手に運転していたそうです。無茶苦茶ですね・・・・ アルコール中毒に近い状態でしょうか?

 取返しのつかない事故は家族や友人の諫めを聞入れなかった結果ですが、もし、もっと強く家族が諫めて、 はやく飲酒運転を止めさせることが出来れていれば、という思いが湧いてきます。

 

 容疑者は、福岡の飲酒運転事故などを人ごとのように思っていたそうですが、最早人ごとではありません。 飲酒運転を繰返す人はみな、同じような意識で自分だけは大丈夫だと思っているのでしょうが、そんなことは全く無い、 ということを理解して、即刻飲酒運転は止めないとダメです。

(関連記事)
尼崎 飲酒運転衝突・ひき逃げ事故

 

asahi.com
ビール片手に毎日運転 尼崎の3人死亡飲酒事故初公判

2007年10月31日

 兵庫県尼崎市で今年6月、 酒を飲んでワゴン車を運転して歩行者やタクシーの乗客ら3人を死亡させたとして、 危険運転致死罪に問われた建設業宮田和弘被告(50)=大阪府豊中市庄内栄町1丁目=の初公判が31日、 神戸地裁尼崎支部(渡辺壮裁判長)であった。検察側は冒頭陳述で宮田被告が飲酒運転を繰り返し、 約2年前からは毎日のように缶ビール片手に運転していたなどと、常習ぶりを明らかにした。 宮田被告は起訴事実を全面的に認めたうえで、「酒が好きで、酔った勢いで運転した」などと述べた。

 起訴状によると、6月23日午後9時半ごろ、兵庫県尼崎市南塚口町7丁目の県道で、 宮田被告が運転するワゴン車が道路の端を歩いていた男性をはねて死亡させた。その後、 約800メートル離れた同じ県道で対向のタクシーと衝突し、運転手の男性と後部座席にいた乗客の女性を死亡させた。

 検察側の冒頭陳述によると、宮田被告は83年と99年に酒気帯び運転で罰金刑を受けたにもかかわらず、 99年末ごろから常習的に飲酒運転を続けてきた。05年ごろからはほぼ毎日、 仕事場から帰宅する際に缶ビールを飲みながらハンドルを握り、その様子を仲間が70回以上目撃していた。

 06年1月に飲酒運転で自損事故を起こした後、妻が飲酒運転をしないように注意し、娘が「禁酒」 と書いた紙を家に張るなどしていたが聞き入れなかった。

 今年6月の事故当日は、 朝から約15時間かけて車内や友人宅などで350〜500ミリリットルの缶ビール7〜8本と焼酎2〜3杯を飲み、 友人の家族から「あかんで飲酒運転やんか」「自転車貸してあげるから」 などと繰り返し注意されたが耳をかさずに運転したという。

 冒頭陳述後の質疑で、宮田被告は小声で弁護士や検察官の質問にポツリポツリと答えた。

 「意志が弱かった。酒が好きでやめられず、何も考えずに飲酒運転をしていた」「福岡の事故などを見て、 アホやなぁとひとごとに思っていた」

 

posted by いさた at 19:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | 時事(なにわ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
> 管理人様

なんとなくですが、御指摘のようにアル中に近かったのかな?という感じがしています。だからといって、この被告やその家族にはまったく同情ができません。むしろ、どうしてもっと早くに医者に診せて治さなかったのか?と新たな怒りすら覚えます。
Posted by tenjin95 at 2007年11月02日 09:53
>tenjin95さん

被告が反省しているのか、家族がどんな思いでいるのか、記事からは伺い知れません。
私は怒りというよりも、あきれています。

被害者の遺族の方は、こんなヤツだったのか、と思うとなおさらにやりきれないでしょうね・・・・
Posted by いさた at 2007年11月02日 12:46
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