道路公団、ファミリー企業の剰余金で社会貢献
http://www.asahi.com/national/update/0825/TKY200508250360.html
985億円と言われる、剰余金をとりあえず100億円ほど使って、今年は、 高速道路での救急救命対策や逆走防止装置の開発、 障害者に対応したトイレ整備などをするそうである。しばらくは継続的に行われるようである。
ハード的な整備が必要な事業計画が出てくれば、仕事が減りつつある建設業界にとって、少しは売上げの足しにはなるのかもしれません。
結局は剰余金をバラまいて終った、ということにならなければ良いですが。
まさか、事業計画の実行を発注した先が、ファミリー企業だった、というような、実は資金の内部循環だった、ということは無いでしょうね。
社会貢献として、高速道路の一般利用者にとって利益になる内容を考えているようですが、例えば、 もう単刀直入に公団の借金返済に充てるとか、交通遺児などを対象にした奨学金制度を創設するとか、もっと大きな視点から、 CO2排出量削減のための研究に使うとか、そういった方向の貢献の仕方でも良いのではないか、と思います。