切断した腕を植木鉢にさし、頭部を持って警察に自首するなど、その猟奇性で世間を大騒ぎにした、
福島の母親殺害事件。地検による容疑者の少年の精神鑑定では、明かな精神疾患は無い、とみられているそうです。
人格に未熟な部分があり、ストレスへの抵抗力が弱いという結果も出ているとのこと。
犯行当時の少年の責任能力が認められる見通しということは、刑事処分されるということでしょう。 このような奇怪な事件では、まずは犯行に至った要因、動機をはっきりさせてもらわないと気持が悪いものですが、 解明されるでしょうか。解明されたとしても、理解不能かもしれませんが・・・・
要因については、鑑定で述べられているような少年の人格的未熟さや、ストレス耐性が弱い点、 また自身の嗜好に求められることになりそうですね。
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福島 母親殺害・首を切断(追記あり)
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毎日インタラクティブ
福島・母親殺害:明らかな精神疾患ない 少年を鑑定
福島県会津若松市で今年5月、県立高校3年だった少年(17) が母親を殺害し頭部などを切断した事件の福島地検による精神鑑定で、少年は殺人願望を持ち精神的なケアが必要なものの、 明らかな精神疾患はないとみられていることが関係者の話で分かった。「人格形成が未熟で、ストレスへの耐性が弱い」 とも指摘されているという。鑑定を受け、地検は近く家裁送致する際、少年の責任能力を認めて「刑事処分相当」 とする意見を付ける見通しとなった。
鑑定では、問診や医学的な検査、心理テストなど広範囲にわたり、精神状態や障害の有無が調べられたが、 身体的、精神的な病気は指摘されていないとみられる。一方で、少年の人格には未熟な部分がうかがえ、 心理テストではストレスへの抵抗力が弱いという結果が出ており、複合的な要因が挙がっているという。
調べでは、少年は5月15日午前1時半ごろ、同市の自宅アパートで、就寝中の母親を包丁で刺殺し、 遺体の首と右腕をノコギリで切断した疑い。右腕はスプレーで白く着色して植木鉢にさし、 頭部は県警会津若松署に自首した際に持参した。逮捕直後の調べに「殺すのは誰でもよかった」と話していた。 学校になじめず2年生の夏休み以降欠席が増え、事件の約1カ月前から登校しなくなり、 母親や弟を疎ましく感じていたことも供述している。
少年は鑑定留置期限の10月1日、東京都内の施設から拘置先の県警猪苗代署に移送される予定。 福島地検は同5日の拘置期限まで、鑑定書を精査した上で最終的な調べを行い、家裁に送致する。
毎日新聞 2007年9月28日 15時00分