こんにゃくゼリーに、子供や高齢者に「食べないで」と警告するマークが付けられるようになるそうです。 マークは業界団体が作成し、来年1月末までに加盟メーカーで完全実施する予定とのこと。マークの現物は、 引用元の記事を参照。
子供やお年寄がゼリーをのどに詰まらせて窒息する事故への対策ということですが、「食べないで」 というのはまた強力な表示ですね。これで、こんにゃくゼリーは、明らかにオトナ向けお菓子として進む、 ということなんでしょう。酒やタバコみたいですね(こちらは法律で規制されていますが)。
子供の頃、ウィスキーボンボンはお酒が入っているから食べたらダメ、とか親から言われて食べられず、 早く大きくなって食べてみたいな、と思っていましたが、これからは、こんにゃくゼリーも子供にとって「憧れのお菓子」 になったりして。
YOMIURI ONLINE
子ども・高齢者は「×」…こんにゃくゼリーに警告マーク
こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせて窒息死する事故が起きている問題で、 メーカーなどでつくる業界団体は20日、子どもや高齢者に「食べないで」と警告する統一マークを作成した。
商品袋の前面に印刷するなどして、事故の再発を防ぎたい考えだ。
警告表示は、こんにゃく入りゼリーのメーカーが加盟する全日本菓子協会と全国菓子工業組合連合会、 全国こんにゃく協同組合連合会などが、自主的な事故防止策として取り組んできた。
表示は、一口サイズのこんにゃく入りゼリーが対象。食べてはいけないことを強調するために、 口元を×の形にした高齢者と子どもの顔を描いた。商品袋の前面に表示する。大きさは縦2センチ、 横3センチ以上と取り決めた。
さらに、袋の裏側にも「のどに詰まった場合は、うつぶせにして背中をたたいて、はき出させる」 などの文言を赤枠で囲むなど、目立たせて表示する。
三つの業界団体の加盟メーカーは来年1月末までに表示。未加盟のメーカーや輸入業者にも表示を促す。
国民生活センターによると、 こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせたことによる死亡事故の判明件数は1995年以降で計14件。 このうち7歳以下が8件、65歳以上が5件を占めた。
各メーカーでは、これまでもゼリーの硬さや容器の形状を変えるなどの対策を講じてきた。しかし、 事故が続いていることから、「食べないで」との警告表示に踏み切った。
国民生活センターでは、「摂取量やアレルギーでの注意表記をのぞけば、食品に『食べないで』 という警告表示は珍しいのでは」としている。
(2007年9月20日14時37分 読売新聞)