速報が入ってきましたが、安倍首相が与党幹部に辞意を伝えたとのこと。 午後2時からの衆議院本会議で正式に表明するそうです。
詳しいことは今後の報道によりますが、まさに突然で驚きました。(+_+) 参院選惨敗でも辞めず、 内閣を改造して、「職を賭す」発言で決意のほどを示して、舌の根が乾かないうちに辞任とは・・・・ 職を賭して戦う前に投げ出しましたか。めまぐるしい変化ですね。
次はやはり麻生総理で、内閣閣僚は今のメンバーを再任か?小沢一郎はここで何か仕掛けてくるのだろうか? 大きな政治的混乱にならなければ良いですが。
2007.09.12 13:55 追記
衆議院の代表質問は延期され、午後2時から記者会見が開かれるとのこと。
2007.09.12 14:40 追記
記者会見の引用記事を追加。asahiの記事を読んでいると、テロ特措法延長問題で敗北宣言という感じですが、
記事にバイアスがかかっているのか。本当だとしたら、見ている方向が大多数の国民とはかなり違うと思いますね・・・
「突然の」辞任は、やはり精神的にかなり参っていると見ました。自民党には、首相続投を慰留する人はいないようですね。
次の人事に目が向いているようです。
asahi.com
安倍首相、辞任へ 麻生幹事長ら与党幹部に意向伝える
2007年09月12日13時07分
安倍首相は12日、麻生太郎幹事長ら複数の自民党幹部に対し、退陣する意向を伝えた。 12日は午後1時から衆院本会議で代表質問が予定されていたが、「私は辞任するので、 代表質問に答えるわけにはいかない」などと伝えた。臨時国会の実質的な論戦が始まる前に、 辞任するべきだと判断したと見られる。午後2時から、衆院本会議で正式に表明する。
首相は7月の参院選で自民党が惨敗した後も続投した。9日には訪問先のシドニーでの記者会見で、 11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊のインド洋での給油活動の継続について 「国際的な公約となった以上、私には大きな責任がある。職を賭して取り組む」との強い決意を表明。 活動が継続できなければ退陣する意向を示していた。
毎日インタラクティブ
安倍首相:辞任の意向固める 政権の維持困難と判断
安倍晋三首相は12日、辞任する意向を固め、与党幹部に伝えた。首相は参院選惨敗後、 内閣改造による政権立て直しを図っていたが、臨時国会でテロ対策特措法の延長問題の展望が開けないうえ、「政治とカネ」 の問題をめぐり激しい攻勢にさらされることが確実なことなどから、政権の維持は困難と判断したとみられる。 政権が昨年9月に発足して以来1年をたたずに辞任に追い込まれたことで、後継総裁問題は混迷が予想される。
首相は12日午後2時から首相官邸で緊急に記者会見し、正式に退陣表明する。首相は12日、 自民党の麻生太郎幹事長、大島理森国対委員長らに電話、「代表質問には答えられない」と辞任の意向を伝えた。 麻生幹事長は首相の辞意について記者団に「ずっと前から(首相の辞意を)聞いていた。安倍首相は 『自分では議会での求心力がない』と言っていた」と語った。また、自民党幹部によると、首相は 「わたしは代表質問に出るわけにはいかない。健康上の理由だ」と伝えてきたという。首相は11日、「風邪」 を理由に公務を途中で中断していた。 11日に召集された臨時国会では首相の所信表明演説に対する与野党各会派による代表質問が12日に予定されていたが、 急きょ、中止された。
首相は7月29日に投開票された参院選で年金問題などの影響で自民党が惨敗したにもかかわらず、 続投を決意。8月27日に内閣改造を行い、政権の立て直しを図ったが、 遠藤武彦前農相が補助金の不正受給問題で辞任に追い込まれ、大きくつまづいた。加えて、 参院で与野党が逆転した今国会ではインド洋に海上自衛隊を派遣するテロ対策特措法の期限が11月1日に切れることに伴う延長問題で、 民主党が反対姿勢を崩しておらず、法案成立が危ぶまれる事態に。政府・与党は新法制定で事態打開を目指したが、 首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のため訪れたシドニーで9日記者会見した際、 給油活動継続について「職を賭す」と表明。活動継続できなかった場合は退陣する意向を示していた。 首相の辞任をめぐっては、今週末発売の一部週刊誌が安倍首相に関連するスキャンダルを報じる予定だったとの情報もある。
首相の退陣表明を受けて自民党は後継総裁選びに着手する。麻生氏、 福田康夫元官房長官らの名があがっている。
安倍首相は故安倍晋太郎元自民党幹事長の二男。祖父は故岸信介元首相。 91年に晋太郎氏が死去したことから、2年後の93年、衆院旧山口1区から立候補し、初当選を果たした。当選5回。 00年の第2次森内閣で官房副長官に起用され、北朝鮮に対する強硬姿勢で世論をつかみ、スポットライトを浴びた。 03年、小泉政権下で党幹事長に抜てきされ、05年には第3次小泉内閣で官房長官に就任。06年9月、 小泉純一郎前首相の後を受け、戦後生まれとしては初の首相に就任した。
毎日新聞 2007年9月12日 13時12分 (最終更新時間 9月12日 13時42分)
asahi.com
「局面を打開したい」 安倍首相が会見で辞意表明
2007年09月12日14時22分
安倍首相は12日午後2時、首相官邸で緊急記者会見を開き、正式に辞意を表明した。
首相の主な発言は、以下の通り。
◇
本日、総理の職を辞するべきと決意いたしました。参議院の選挙の結果が厳しいものとなったが、 改革を止めてはいけないと続投を決意し、全力で取り組んできました。 テロとの戦いの活動についても国際的に高い評価を得ており、継続していかなければならないと思ってきました。 なんとしてもやり遂げていく責任がある、との思いで全力を尽くし、職を賭していく、と発言しました。
あらゆる努力をし、一身をなげうつ覚悟で全力を傾けて参りました。
小沢党首に会談を申し入れ、率直な思いと考えを伝えようとしましたが、 残念ながら実質的に断られました。
今後、テロとの戦いを継続させるうえで、私はどうすればいいか。むしろ、 局面を転換しなければならない、新たな総理のもとでテロとの戦いの継続を目指すべきではないか。 来る国連総会にも新しい総理が行くべきではないか。
改革を進めていく決意で続投し、内閣改造も行いましたが、今の状況ではなかなか国民の支持、 信頼のうえに政策を進めていくのは困難な状況にある。自らけじめをつけることで局面を打開したい。
YOMIURI ONLINE
安倍首相が退陣の意向、記者会見で表明
安倍晋三首相(52)は12日午後、首相官邸で記者会見し、退陣する意向を明らかにした。
首相は、夏の参院選での与党大敗を受け、内閣改造に踏み切ったが、政権浮揚を果たせなかった上、 民主党が対決姿勢を示す中、テロ対策特別措置法延長問題を抱える臨時国会の乗り切りが難しいと判断した。
自民党は月内にも後継を選出する見通しだ。党内からは、麻生太郎幹事長のほか、谷垣禎一・元財務相、 福田康夫・元官房長官、与謝野馨官房長官らを推す声が出ている。
8月27日は内閣改造を断行したが、遠藤武彦・前農相が補助金の不正受給問題で9月3日に辞任し、 引き続き、政治とカネをめぐる問題で批判を浴びていた。
9日のシドニーでの記者会見では、首相はインド洋での海上自衛隊の補給活動の継続について 「国際的な公約となった以上、私には大変大きな責任がある。職を賭して取り組んでいく」と述べた。
しかし、民主党は継続に反対する方針を崩さず、 首相が申し入れていた小沢代表との党首会談も拒否していた。与党からも、 海自の活動を継続するための新法案を衆院で再議決することに反発が出ていた。
首相の辞任表明も、新法案成立のめどが立たず、 国会運営の行き詰まりが確実になったのを受けた判断と見られる。
首相は午後2時からの記者会見で辞任を決断した理由として、「国民の支持、信頼の面で、 力強く政策を前に進めていくことは困難な状況だ。 ここは自らがけじめをつけることによって局面を打開しなければならないとの判断にいたった」と語った。
これに先立ち、首相は12日昼、首相官邸を訪れた自民党の大島理森国会対策委員長に 「幹事長に自分の気持ちを伝えたい」と述べ、辞意を漏らした。これを受け、大島氏は12日昼、 民主党の山岡賢次国対委員長に電話し、「首相が辞するので(午後の)代表質問には答えられない」と伝えた。
首相はこの後、首相官邸で麻生幹事長ら党5役と会い、辞任の意向を伝えた。
首相は大敗を喫した参院選直後、「改革を継続する」として続投を表明した。
首相は胃腸に持病を抱えているとされ、11日夜も「かぜをひいた」として日程を繰り上げ、 夕方に首相公邸に入っていた。臨時国会の審議を控え、健康面の不安が辞任につながった可能性を指摘する声もある。
安倍首相は昨年9月の発足直後、中国、韓国を訪問し、小泉前政権下で冷え込んだ中国、 韓国との関係改善の足がかりをつくった。
首相は「戦後レジームからの脱却」を掲げ、 憲法改正のための手続きを定めた国民投票法を成立させたほか、 長年の懸案となっていた教育育基本法改正や防衛庁の省昇格などを成し遂げた。
また、社会保険庁の廃止や公務員制度改革に精力的に取り組んだほか、雇用情勢の改善にも力を注いだ。
(2007年9月12日14時29分 読売新聞)
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「晋ちゃんの総理辞意」
http://selgae.exblog.jp/6129864/
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