2007年08月21日

[枚方談合] 枚方市長を談合で起訴

 2ヶ月ほど前から捜査が行われている、枚方市の清掃工場談合事件で、枚方市長が談合に関わっていたことを認め、 競売入札妨害罪で大阪地検に起訴されました。

 強制捜査が行われてから、断片的にポツポツと情報が出ていましたが、結局は枚方市長・副市長・ 元市議(現大阪府議)、さらに大阪府警の警部補も関係した官製談合事件だった、ということになります。

 枚方市は人口40万人ぐらいで中堅規模の都市だと思いますが、市の上層部が談合に関わっていたということを聞くと、 体質はまだ田舎っぽい感じがしますね。枚方市よりも、談合を取り締る立場の警部補が談合に関与していた、という方が、 問題の深刻さを感じさせます。

 

 清掃工場の工事発注は2年前のこと。今は、建設業界は談合とは決別、と語っていますが、 本当にそうなのでしょうかね。歴史の長いシステムなので、数は少なくなっても、 より深いところへ潜行して生残っている状況なのでは・・・・

 

(関連記事)
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[枚方談合] 警部補が大林組に現金要求

 

asahi.com
枚方市長を起訴 談合関与大筋で認める 大阪地検

2007年08月21日

 大阪府枚方市の清掃工場建設をめぐる官製談合・汚職事件で、市長の中司宏容疑者(51)が、 入札前に大手ゼネコン「大林組」との会合で工事参入を求めるなど、 談合に主導的に関与したことを大筋で認める供述をしていることが大阪地検特捜部の調べでわかった。特捜部は20日、 市長を競売入札妨害(談合)の罪で起訴した。市長は正式に辞意を表明した。

 また特捜部は同日、談合を見逃す見返りに1千万円を授受したとして、 府警捜査2課元警部補の平原幸史郎容疑者(47)=談合罪で起訴=を収賄罪で、大林組元顧問の森井繁夫容疑者(64) =談合・別の贈賄罪で起訴=を贈賄罪で追起訴した。一連の捜査は終結した。

 調べでは、中司市長は建設計画が決まった99年12月、森井元顧問や元市議で府議の初田豊三郎被告 (49)=談合・収賄罪で起訴=らとの会合で、府議が元顧問に工事参入を求めるのを聞いた後で「よろしく」 と告げたことが関係者の供述などから判明した。市長は「天の声」を発し、大林組の意向に沿って副市長の小堀隆恒被告 (61)=談合罪で起訴=に談合の実現を指示したことも大筋で認めたという。一方で、「加担して巻き込まれた」 とも供述しているとされる。

 中司市長は弁護人を通じて市側に「市政の混乱をこれ以上続けるのは本意でない」とコメントした。 辞職届は21日に提出するという。

 

posted by いさた at 13:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 思い事(固め) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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