神奈川県小田原市の小学校で、男性教諭が担任していた小6児童の背中に 「僕は女子更衣室に侵入しようとして失敗したおバカさんです」という貼紙をしたそうです。これがガセネタで、 貼られた児童はショックで1ヶ月学校を休み、小学校は卒業したそうです。このため、 教諭とその学校の校長は訓告処分になったとのこと。
昨年1月の出来事だと言いますが、なぜ今頃になって出てきたのでしょうね。問題が発生した当時、 校長が謝罪したそうですが、ガセネタを先生に言いつけた女の子は謝罪したのでしょうか。
真偽を問いただすこともなく、また叱るでもなく、貼紙をした、という教諭の行動がよくわかりませんが、どうも 「子供が子供を教育している」という感じがしますね。背中に貼紙をするなんて、子供のいたずらそのもの。
毎日インタラクティブ
張り紙:男性教諭が小6児童の背に「おバカさん」 神奈川
神奈川県小田原市の市立小で昨年1月、20代の男性教諭が当時担任をしていた6年の男子児童の背中に 「僕は、女子更衣室に侵入しようとして失敗したおバカさんです」と書いた張り紙をしていたことがわかった。 児童が侵入しようとした事実はなく、同市教育委員会は同6月、「不適切な行為だった」 として教諭と校長を訓告処分にした。
同市教委によると、教諭は昨年1月30日昼ごろ、同じクラスの女児に「(男児が) 更衣室に入ろうとしている」と言われ、事実確認をしないまま張り紙をした。 後で女児は事実と異なることを言ったと認めた。男児の保護者が翌日抗議し、校長は「教師としてあるまじき行動だった」 と謝罪した。児童はショックで約1カ月間欠席。3月上旬から登校し、卒業した。
教諭は市教委に「軽い気持ちでやってしまった。男児の心を傷つけたと深く反省している」 と話したという。市教委から報告を受けた県教委は懲戒処分には当たらないと判断したという。県教委はこの点について 「児童や保護者への影響、教諭の反省状況などを総合的に考慮した」と説明している。【澤晴夫】
毎日新聞 2007年7月3日 11時29分