以前記事に書きましたが、アメリカでズボンを無くしたクリーニング店を相手に、 現役裁判官が67億円もの賠償金を求めた訴訟で、原告の裁判官が全面敗訴したとのこと。以前の記事とは賠償額が違いますが、 変更したようですね。
判決では、原告に対して被告の裁判費用の負担をも命じたそうです。被告のクリーニング店は、 さらに弁護士費用の負担なども求めていくとのこと。
原告が裁判官ということで、賠償を認める判決が出れば、それこそエコひいき・ 法の乱用ということになったでしょうが、ま、原告全面敗訴の当り前の判決で良かったですね。原告はいい恥さらし、 というところでしょうか。
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ズボンの紛失で80億円の損害賠償請求
asahi.com
「ズボン弁償67億円出せ」訴えた裁判官が全面敗訴
2007年06月26日23時26分
預けたズボンをなくしたとして、裁判官の男性がクリーニング店経営の韓国系移民一家に5400万ドル (67億円)の損害賠償を求める裁判が米国であり、ワシントン高等裁判所は25日、 原告の全面敗訴とする判決を言い渡した。あまりに強引な訴訟に「法の乱用の世界的シンボル」(AP通信) などと原告への批判が集まっていた。
判決は賠償金の支払いどころか、数千ドル規模とみられる被告の裁判の手続き費用の負担も原告に命じた。 被告側はさらに弁護士費用の負担などを求めていく構え。
原告はこの店で寸法直しを依頼したズボンの行方が分からなくなったことに立腹し、店が「満足保証」 との看板を掲げていたことなどを理由に提訴。当初は6700万ドルを求めていた。判決は「『満足保証』とは、 顧客の不当な要求まで満たすものではない」などとした。
ホント、酷い裁判でしたが、判決が真っ当で良かったですね。このクレーマー、とっとと罰金と裁判費用を弁済して、世のため人のために生きてもらいたいものです。
まさか、世にこういう無意味な裁判を知らしめ、また判例を作るためにワザと裁判を起こしたなんてことは・・・無いですよね。
何かといえば訴訟のアメリカとはいえ、正常な感覚は残っていたようですね。