中国山西省の何件かのレンガ工場で、中国国内各地で誘拐された子供1000人以上が強制労働をさせられた上、 虐待を受けているそうです。中国政府も重大事態であるとして警官を出動させ、380人を保護し、 工場経営関係者約120人を拘束したとのこと。
危険物の輸出をしているかと思えば、国内でもとんでもないことをしていますね・・・・・ 北朝鮮なら強制労働といっても不思議ではないイメージがあるが、中国でも。 マンガのストーリーで出てくるような出来事が実際に行われいるとはねぇ。こんな風に感じるのは、 日本が平和すぎるということか・・・
誘拐された子供たちは工場にたった500元(約8000円)で売られていたそうです。 人身売買を行う誘拐組織が暗躍しているのでしょうか。山西省では4年前にも同じような事件が発覚したという事なので、 これはもう中国の伝統なのか?まさに「中国の暗部」を感じる事件です。
毎日インタラクティブ
中国:誘拐児1000人以上、レンガ工場で強制労働
【上海・大谷麻由美】中国山西省臨汾市の複数のレンガ工場で、 誘拐された子供たち1000人以上が強制労働をさせられた上、虐待を受けていると、中国各紙が15日一斉に報じた。
子供たちは国内各地で誘拐され、レンガ工場に500元(約8000円)で売られていた。 両足をやけどしたり、手の指を鉄製の器具で縛られた子供たちもいた。粗末な身なりで荷車を引き、 夜は脱走できないように監禁されていた。
事件は子供が行方不明になった河南省の親400人が、 レンガ工場から子供の救出を求める連名の声明をインターネットで発表し、 同省の地元テレビ局が調査報道を行って明らかになった。
山西省では4年前にも同様の事件が発覚した。背景には、地元府、公安当局、 企業の癒着が指摘されている。
中国政府も事態を深刻に受け止め、胡錦濤国家主席の指示で15日には、警官約5000人が捜索に出動。 これまでに、知的障害者を含む成年、未成年の労働者計約380人を保護し、工場経営側の約120人を拘束した。
毎日新聞 2007年6月15日 18時24分