時計のセイコーが、10日の時の記念日にちなみ、「東京人と大阪人の時間感覚」という比較調査を行ったそうです。 何でも「一度は行きたいと思っていたレストランで、注文から料理が出てくるまで待てる時間」を尋ねたところ、東京・ 大阪はどちらも15分以内が最も多かったが、東京では30分以内という人が12%(大阪は3%)いた、とのことです。
こういう東京VS大阪、という比較調査をした場合、だいたい、東京人はゆったり、大阪人はせっかち、 という結果になるのは目に見えていると思いますが、やはり調査は時折行われるのですね。昔も、横断歩道の待ち時間とか、 同じような感じの調査があったように思います。
調査結果の中で大阪の30代男性の意見として、「10分以内に出てこないのは客へのサービス不足」 というのはちょっと行過ぎのように思います。でも、あまりに待ち時間が長いと、その店には二度と行かない、 と思うこともありますね。この男性の場合は10分が限界なのでしょう(^^; 「もう二度と行かないと思う待ち時間」 なんていうのを調査すると面白いかも知れませんね。
単発的に調査をしてもあまり目新しさを感じませんが、年1回など、同じテーマで継続的に調査をして、 時間感覚の変遷が分析できるような調査がなされたら価値が高いかも知れませんね。例えば、10年前と比べると、 待てる時間が長くなっている傾向にある、とかわかると面白そうです。
セイコーの調査結果は、以下のサイトで公開されていますね。今年の分はまだのようです。
SEIKO-時の記念日-
asahi.com
レストランで何分待てる? 東京・大阪で比較調査
2007年06月04日09時29分
10日の時の記念日にちなみ、大手時計メーカー「セイコー」が行った「東京人と大阪人の時間感覚」 の比較調査で、食事の待ち時間に関する東西の意識の違いが浮き彫りになった。
「一度は行きたいと思っていたレストランで、注文から料理が出てくるまで気持ちよく待てる時間」 を尋ねたところ、東京、大阪いずれも15分以内が約4割と最も多かったが、30分以内と答えた人が東京では12.1% (大阪2.8%)もいた。
「そのぐらいの時間はかかるのが当たり前」(60代女性)、 「イライラするとその場の雰囲気も台無しにする。話でもしていれば苦にならない」(30代男性)という東京人に対し、 大阪では「遅いとお金を払う気がなくなる」(20代男性)、「10分以内に出てこないのは客へのサービス不足」 (30代男性)という意見があった。
一方、ファストフード店では、大阪の男性では「5分以内なら並ぶ」という人が48.6%(東京35. 2%)だったのに対し、東京の男性は「1分以内」という人が18.1%(大阪2.9%)もいた。
セイコー秘書・広報部は「東京人はおいしいものなら待つのをいとわないのに対し、 大阪人は早さも大切な要素と考えているのでは」としている。
調査は5月9、10の両日に実施。 東京都か大阪府のどちらかで生まれ育った20〜60代の男女計428人に対し、インターネット上でアンケートをした。 (時事)
どうでしょう、私は東京に行くことは滅多にないし、東西比較はわかりません。
人口規模から行くと、関西の方が行列ができる店は少ないだろうとは思います。
行列ができていると、「混んでるから次の機会にしよう」と思う人は、関西の方が多い気がします。