横浜駅の地下街で、2歳の女の子が後ろから来た女に突然背中を刺され、重傷とのこと。 容疑者はその場で取り押えられています。通り魔的犯行か。
このところ、異常な事件が立て続けに起きている印象です。この事件の容疑者は、新潟から来たそうですが、 家族から捜索願が出されていたとのこと。容疑者は新潟から来たこと以外、何も話していないそうですが、こちらも、 どうも精神異常のような雰囲気がありますね。責任能力云々、ということになってしまうのでしょうか。
ふと、今年の1月に、大阪の八尾で歩道橋から子供が投げ落された事件を思い出しましたが、 このような突発的なものは、なかなか警戒できないですね。 見るからに怪しげな人物が近づいてくれば警戒も出来るでしょうが、そうでなければまず無理です。
被害にあった家族の方の心痛はいかばかりかと思います・・・・女の子がまた元気になるよう祈っております。
YOMIURI ONLINE
2歳女児、女に果物ナイフで刺され重傷…横浜駅地下街
25日午前10時40分ごろ、横浜市西区の横浜駅東口の地下街通路で、同市中区竹之丸、 主婦大橋順子さん(28)と一緒に歩いていた長女奈々ちゃん(2) が後ろから来た女に抱きかかえられて果物ナイフで右の背中を刺された。
奈々ちゃんは重傷といい、市内の病院に運ばれ、集中治療室で治療中。 悲鳴を聞いて駆けつけた帰宅途中の神奈川県警鉄道警察隊の警察官3人が、新潟県三条市の菊池詩央容疑者(29) を傷害の現行犯で逮捕した。戸部署で菊池容疑者から事情を聴いている。
調べによると、菊池容疑者は背後から近づいて、奈々ちゃんを抱きかかえ、大橋さんが 「何をするんですか」と声をかけたところ、いきなり奈々ちゃんをナイフで刺したという。
菊池容疑者は調べに対し、「新潟から来た」とは話しているが、 それ以外については何も話していないという。
大橋さんは、奈々ちゃんと双子の男児(2)の2人を連れて、 横浜駅のデパートの噴水を見に来ていたという。
菊池容疑者は24日夜、母親から新潟県警に捜索願が出されていた。
現場は、レストランや洋服店が立ち並ぶ地下街。事件があった時間は大勢の買い物客らでにぎわっており、 事件後は騒然とした空気に包まれた。
現場前の飲食店の女性店員(21)は「『きゃー、誰か助けて』という母親の声が聞こえて、 振り返ったら女の子が背中を刺されていた。母親と女がナイフを引っ張り合ってもみ合いになっていた。 女の子は泣く声も出ず、その場に立ちつくしていた」とおびえた表情で話した。
女児は、女が取り押さえられた後、母親に抱きかかえられ、初めて「わー」と泣き出したという。
近くのコンビニ店の店員の女性(54)は「『助けて』という悲鳴を聞いて、 店を飛び出して現場に駆けつけると大勢の人だかりができた。人がたくさん集まるところでこんな事件が起きるなんて怖い」 と話した。
近くを通りかかった会社員の男性(36)は「現場をよく通るが、 小さい子どもが刺される事件がこんなところで起きるなんて」と声を詰まらせた。
(2007年5月25日12時50分 読売新聞)
実際には非番の警察官1名と近くの喫茶店にいたサラリーマンの二人で取り押さえたんですがだいぶ脚色されているのは仕方がないのでしょうか。
とは言えその場にいた看護師の女性が的確な初見(刺傷の部分)を電話で救急隊員に伝えていたのが印象に残っています。
現場に居合わせた警備員が驚き戸惑っていて役に立っていなかったのは非常に残念でした。