首都圏中心に「はしか」が大流行しています。高校生や大学生など、10代を中心に流行していて、 東京都内の大学の全学休講が相次いでいます。早稲田大も、北九州キャンパスを除いて出席停止措置をとり、 約5万5千人の学生の登校を原則として禁じたとのこと。
中学校ぐらいまでは、インフルエンザが流行したりすると、学級閉鎖やたまに学校閉鎖なんていうのは聞きますが、
大学が全学休講する、しかもこれだけ相次いで、というのは珍しいですね。
最近でははしかの流行が少なくなったため、若い人たちは、はしかにかかることが無かったり、
予防接種を受けていても免疫力が低下している、といったことが原因で、かかりやすくなっているようです。
予防接種を受けても、うまく免疫がついていなかった、というケースもあるようです。
流行が少なくなったのは、予防の努力と、医学の進歩のおかげだと思いますが、人間の知恵もそう完全ではなくて、 盲点を突かれたようなかたちで、こうして大流行することもありますね。流行→予防努力→流行・・・の繰返しの中で、 流行することも少なくなっていくのでしょう。予防接種も、従来は1回だけだったのが、現在は2回にして確実性を増すなど、 さらに努力をしていますね。
私自身は子供の時に一度はしかにかかっているので、流行、といってもほとんど心配していませんが、 子供たちは少し心配です。一度予防接種を受けているし、まだ小さいので、それほど重症になることは無いでしょうが。
まだはしかにかかったことが無い方、流行地にお住いの方はご注意下さい。
asahi.com
はしか大流行はなぜ 大学続々休講 ワクチン効かず?
2007年05月21日
はしか(麻疹)が大流行のきざしを見せている。もともと、乳幼児に多い病気だが、 今年は高校生や大学生など若い世代に感染が目立っている。40歳以上の中高年からすると、「なぜ?」と思える流行だが、 ワクチンを1回受けても免疫が十分につかなかったり、時間とともに落ちたりする人が増えたのが原因らしい。
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16日から授業を取りやめた日本大学文理学部(東京都世田谷区)。学生44人の感染が確認され、 校舎内への立ち入りは原則禁止された。
就職活動のため、エントリーシートを取りに来たという男子学生(23)は 「今は就職で大切な時期なので気をつけます」と話した。
創価大学(同八王子市)は、全学の授業を4月18日から今月6日まで休講にした。 新入生を迎えて活気のあるはずのキャンパスは人影もまばらになった。宮崎和弘・広報部長は「開学以来初めてのことです」 。
大学は、はしかにかかったことがない学生約7000人にワクチン接種を実施。接種のため、 600人の学生が学内の保健センターを訪れる日もあった。これまでに約6000人が受け、流行は終息。 費用は大学が負担した。
このほか、都内では、上智、東京工科、駒沢、和光の各大学も休講になった。
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国立感染症研究所感染症情報センターが集計する全国450医療機関の定点調査によると、 15歳以上のはしか患者は、05年7人、06年40人だったが、今年は4月末までに130人に達した。 東京を中心に埼玉、神奈川など首都圏で増えている。
流行は大学だけにとどまらない。都教委によると、都立高など約250校のうち90校で患者が出た。 計250人に達し、5校が休校になった。
はしかは、ウイルスによる感染症で、約10日の潜伏期を経て、発熱、せき、 鼻水などかぜに似た症状のあと、高熱が出て赤い発疹が全身に広がる。根治療法がなく、 ワクチン接種による予防が対策の中心だ。一度かかれば、接種はいらない。同センターの多屋馨子室長は「罹患(りかん) 歴と、ワクチンの接種歴を母子手帳などで確認して、両方なければすぐに接種をしてほしい」と呼びかける。
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今回の流行は10代以上の若者に多いのが特徴だ。しかも接種したのに発症している。
なぜなのか。
1回だけの接種で十分な免疫がつかない人が数%いる。それに加え、「流行回数の減少」 が集団感染の原因になっていると専門家は指摘する。
はしかの流行が少なくなり、ウイルスに接する機会が減って免疫の増強効果が得られなくなった。 ワクチンを打っていても「強い免疫」にならず、次第に低下して感染しやすい人が増える。
流行が珍しくなかった時代に育った中高年は、知らず知らずのうちに強い免疫力がついており、 まず心配はない。
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米国などは、はしか対策を着実に進めている。韓国も昨年、患者数が減って流行がない「排除達成」 を宣言。日本は12年を目標にしているが、海外で、日本人渡航者から感染したケースがあり、「はしか輸出国」と、 ありがたくない呼ばれ方をされることもある。
感染拡大を受け、千代田区のように自治体が小中学生に無料接種するなどの動きも出てきた。 札幌市立大看護学部の富樫武弘客員教授は「ワクチンの2回接種を徹底することが大切だ。今回の流行で、 しばらくは免疫が高まって流行しないが、対策を進めないと、周期的に流行を繰り返す」と指摘している。
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前回、はしかが流行したのは01年。推定で28万6000人がかかったが、 その後は沈静化する傾向にあった。今回の関東の流行は、06年末に埼玉県で始まり、4月に入って急に拡大した。 入学式など集団行事が多い4〜6月に流行のピークを迎える。ワクチンは風疹との混合の「MRワクチン」 で06年4月に導入された。従来、接種が1回だったが、免疫を確実につけるため、(1)1歳時(2) 小学校入学前1年間の計2回になった。
2007年05月21日21時05分
早稲田大は21日、学生の一部がはしかに感染したため、ほぼ全学にわたって休講とすることを決めた。 同日午後からただちに実施し、29日までの予定で、大学生や大学院生ら約5万5000人に原則として登校を禁じた。 はしかは首都圏で流行しており、患者が特に多い東京都内では大学の休講が相次いでいる。 通常通りの大学でも患者が確認されており、休講はさらに広がりそうだ。
早大の休講措置は21日の4時限目(午後2時40分開始)から緊急に実施された。 同日午前11時時点で感染を報告した学生が30人に達したため、総合健康教育センターの医師の判断で踏み切った。 学内放送や学生向けのインターネットサイトで連絡したという。
大学院の北九州キャンパス(北九州市)を除く全学が対象で、学生が学校に来ること自体を控えさせる 「出席停止」を伴っており、図書館やサークル活動の部屋も使えなくなった。
硬式野球部など体育会の部活動については、部員が(1)既にはしかにかかったことが証明できる(2) 抗体検査で十分に抗体が確認され、罹患のおそれがないと医師が判断した、のどちらかにあてはまれば、 練習などの活動はできるとした。
中央大学も多摩キャンパス(東京都八王子市)を20日から、後楽園キャンパス(同文京区) を19日から、ともに28日まで立ち入り禁止とし、全授業を休講としている。日本大(東京都世田谷区など) は14学部のうち文理、経済、商、芸術の計4学部が16日から21日にかけて次々と休講になった。駒沢大 (東京都世田谷区)、成蹊大(同武蔵野市)なども休講中だ。
12日から19日まで全学休講にしていた上智大(東京都千代田区)は、21日から授業を再開。 ただはしかへの感染が疑われる場合は登校を控えるよう学内放送で呼びかけるなど、警戒を続けている。
休講措置はとっていないものの、首都圏では東大や慶応、法政、明治、東洋、 専修などの各大学で学生のはしか感染が確認されている。東京都教委によると、 都立高や都立養護学校などの都立学校では18日までに計104校ではしかが発生し、生徒・児童279人が感染。 既に解除された分を含めて学校閉鎖が9校、学年閉鎖と学級閉鎖も各1校となっている。
千葉や埼玉、神奈川各県でも患者が報告されている。千葉県では17日時点で350人を超え、 10を超える大学で学生が感染した。埼玉県内でも埼玉大で4人の感染が報告された。
大学が全学部休講というのにはびっくりしましたが、人間の密度が小学校の数十倍におよび、通学中に電車などでウィルスを撒き散らすことを考えると、大学封鎖もやもえませんね。
こうなってしまったら、特効薬はないので、地道にワクチンの接種を徹底していくしかないですね。
大学の場合、通学してくる範囲も広いので影響範囲が大きいのでしょう。
大学生の頃と言えば、身体が健康で丈夫な時なのに、病気が流行して全学休講、というのはちょっと皮肉な感じがします。
先日、用事で某仏教系大学である母校に行ったところ、きっちりと封鎖されておりました。まぁ、拙僧は用事で行ったので、普通に入れましたけれども、学生はダメだったみたいですね。拙僧は、子供の頃に激しくはしかにかかっており、今回の件は我関せずといった感じでございます。
子供の頃に罹っていれば、流行しても恐れることはないですね。
免疫がないままに大人になってから罹るとかなりきついようなので、若い人たちは要注意ですね。