アメリカのイリノイ州では、銃器を持つ者に許可証の取得を義務づけているそうですが、 その許可証が生後10ヶ月の男の子に交付され、波紋を広げているそうです。州警察の「許可証の取得に年齢制限は無い」 というもの。
なぜこんな事になったのかといえば、男の子の祖父がクレー射撃が趣味で、 誕生祝にショットガンをプレゼントしたので、父親が許可証を申請して交付された、ということのようです。 男の子はまだ自力で歩けないが、合法的に銃を持運べるようになったとのことf(^^;
だいたい、赤ちゃんの誕生祝に「本物の」ショットガンを贈るという感覚が、今の日本人である私には理解不能です・・ ・・銃社会のアメリカではそういう感覚が存在するのだろうか?赤ん坊のうちから銃になじむべきとか、 生まれたからには自分の身は自分で守れとか。
贈るなら、せいぜいオモチャの銃で良かったのではないかと思うのですが。日本でも、江戸時代までなら、 例えば武家に孫が生まれたら刀を贈る、なんていうことがあったんだろうか。ショットガン相当なら、脇差や小柄ではなく、 大刀か。
毎日インタラクティブ
銃保有:10カ月の男児に許可証交付 米の州警察
【ワシントン和田浩明】米中部イリノイ州の警察当局が生後10カ月の男児に銃器保有許可証を交付し、 波紋を広げている。クレー射撃が趣味の祖父が誕生祝いにショットガンを贈り、 銃器保有者に許可証の取得を義務付ける同州の規則に従って父親(30)が申請したという。AP通信によると州警察は 「規則は犯罪者などの銃入手を防ぐのが目的。許可証取得に年齢制限はない」と説明しているという。
元新聞記者の父親が同州の地元紙(電子版)に寄稿した13日付の記事によると、男児は昨年6月生まれ。 許可証は2週間前に交付され、本人の顔写真や身長(約68.5センチ)、体重(約9キロ)、 生年月日などが記載されている。
申請は交付の1カ月前で、州警察がウェブサイトに掲載している申請書に必要事項を記入し、5ドル (約600円)の手数料を同封して郵送すると、許可証が送付されてきたという。男児はまだ自分で歩けないが、 合法的に銃器を運搬することも可能になった。
イリノイ州法では原則として、許可証を持たない14歳未満の未成年者が銃を使用し人を死傷させた場合、 保護者が銃の管理責任を問われる。長銃身の銃は18歳未満、拳銃は21歳未満は購入できない。 00年に民間団体が行った調査では、同州の銃規制は米国では相対的に厳しく50州中6位だった。
毎日新聞 2007年5月19日 11時33分
米国はやはり日本人の想像を超えた国だと思いました。傍から見てると面白い国ですけど、あまり定住したくはないです。
>米国はやはり日本人の想像を超えた国だと思いました。
これに限らず、いろいろなことが理解しがたい国でもありますね。
アメリカ国内だけならともかくとして、国外に影響をおよぼすのは勘弁して欲しいものです。