2007年05月09日

月収が10万減ったら嫁と16分多く話せ

 某大学教授による「夫婦関係満足度」なるものの研究結果によると、夫の労働時間が減って月収が10万円減った場合、 夫婦の平日の会話時間を16分増やすと、月収が10万円増えるのと同じ満足度を得る、とのこと。
 なんだかよく分りませんが、アンケート結果を統計分析で定量化し、何らかの数式で導かれた結果がこれだそうです。 他に同じ効果を得るためには、夫の育児分担割合を3%増やす(3%増やすって具体的に何するの?)、預貯金・ 有価証券を130万円増やす(月収が減っているのだから、株でもするか、博打でもするか?)といいそうです。

 月収1000万の家庭が990万になったところでどうということも無いでしょうが、 月収30万が20万になると相当に痛い。その当りは某教授も織込み済ですが、 調査結果はただの机上の論理としか思えませんね。分析したらそうなった、というだけのもの。

 結婚生活シミュレーションゲームの世界ならこれでいいかもしれませんが、 現実の生活では到底役に立たないでしょうね。仮に、ウチで月収が10万円減ったら、 会話時間の増加は16分どころでは済まない。嫁の小言と、こんなんで将来どうすんねん、という対策の話合いになる。 そんな話合いをしたところで、満足を得られるものではないのは目に見えています(笑)。

 なお、某教授によると、この結果はワークシェアリング推進の必要性を意味している、とのこと。 月収が10万円減っても、将来にわたって生活が立ちゆく人に限れば、そういえなくも無いでしょうが、 現実にそんな人がどれだけいるのでしょうね。

 ここはひとつ、実証実験をしてみたらどうでしょう。もちろん、教授が率先して。ウチは頼まれても参加しませんが (^^;

 

毎日インタラクティブ
仕事と家庭の両立:夫の収入10万円減ったら…  平日の会話16分増で妻の満足度同じ

 ◇家庭との両立で就労時間短縮、夫の収入10万円減ったら どうやって補う?−− シカゴ大教授調査

 仕事と家庭の両立(ワーク・ライフ・バランス)のために夫が就労時間を短縮し収入が月10万円減ると、 妻の「夫婦関係満足度」は低下するが、それはどのように補えるか−−。シカゴ大社会学部教授の山口一男・ 経済産業研究所客員研究員が、ワーク・ライフ・バランスと夫婦関係満足度の関連を分析した。すると、 「平日の夫婦の会話時間を16分増やすこと」は妻にとって夫の収入が10万円増えるのと同じで、 それが対策の一つになるとの結果になった。【望月麻紀】

 この分析は、財団法人家計経済研究所の「消費生活に関するパネル調査」を基にした。 パネル調査は初回の93年当時に24〜34歳だった女性らに対し、家計や資産、夫婦関係の満足度、家事・ 育児や仕事などの時間を継続的に尋ねたもの。山口教授は01年までのデータを使い、 妻の夫婦関係満足度に影響する要因とその度合いを調べた。

 マイナスの影響度が最も大きいのは結婚継続年数で、結婚期間が長くなるほど、 満足度が低下することが分かった。

 これに対し、プラスの影響度が最も大きいのは、山口教授が独自に、休日の「くつろぎ」「家事・育児」 「趣味・娯楽・スポーツ」と、平日の「食事」「くつろぎ」の計5活動で構成されるとした夫婦の「共有主要生活活動数」。 この活動が増えれば、満足度が高まるという結果が出た。

 山口教授はまた、夫婦関係の満足度と各要因との関係について、数式モデルを作成。ワーク・ライフ・ バランスのために夫の就業時間が短縮して、月収10万円が減った場合に、 妻の夫婦関係満足度の低下分をどう補えるかをはじき出した。

 結果は、(1)夫婦の平日会話時間を1日あたり平均で16分増やす(2) 休日に妻が夫と大切に過ごしていると思う生活時間を1日あたり平均で54分増やす(3)夫の育児分担割合を3% 増加させる(4)世帯の預貯金・有価証券を約130万円増やす−−などだった。

 山口教授は「月10万円の多寡は家庭によって異なるため、あくまでも統計上の平均的な結果」と付言。 その上で「結果はワークシェアリング推進の必要性を意味している」と説明している。

 なお、妻の夫婦関係満足度は第1子出生時に大きく低下するものの、第2子以降は影響が見られなかった。 同時に第1子出生時の満足度の低下は、有業の妻よりも専業主婦の方が大きかったという。

毎日新聞 2007年5月9日 東京朝刊

 

posted by いさた at 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 思い事(毒) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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