今日はルーシー・ブラックマンさんの事件をはじめとして(無期懲役なれどルーシーさんの事件では無罪とは!)、 性に関する犯罪を犯した被告への判決が印象に残る日です。その中に、 昨年7月に発生した岩手母娘殺害事件への判決がありました。
地裁の判決は、求刑通り死刑判決。やってしまったことを考えれば、当然の判決だと思います。やはり控訴するのか?
以前の記事を書いたときに、被告に妻と幼い子供がいるという点が気になっていましたが、死刑判決を受け、 被告はどのような心情になっているのでしょうか・・・・
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岩手母娘殺害事件・容疑者逮捕
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岩手の母娘強殺事件、被告に死刑判決 盛岡地裁
2007年04月24日18時51分
06年7月、岩手県洋野町の会社員上野紀子さん(当時52)と会社員で次女の友紀さん(同24) が殺害された事件で、強盗殺人、死体遺棄、強盗強姦(ごうかん)未遂などの罪に問われた、青森県五戸町、 塗装業若林一行被告(30)の判決公判が24日、盛岡地裁であり、杉山慎治裁判長は求刑通り、死刑を言い渡した。
杉山裁判長は「希望に満ちた日々を過ごしていた2人が、見ず知らずの被告人に殺害され、結果は重大」 と指摘。量刑理由については「遊びのために借金を重ね、強盗を決意しており、犯行動機に酌量する点は全くない。 死刑の適用には慎重を期さなければならないことを考慮しても、極刑をもって臨むほかない」とした。
判決によると、パチスロなどで多額の借金があった若林被告は06年7月19日午後、 2人から現金などを奪い、乱暴する目的で上野さん宅に侵入。先に帰宅した紀子さんを襲ったが抵抗され、 「顔を見られた以上、殺すしかない」と頭などを殴り、首を絞めて殺した。その後、友紀さんも同様の手口で殺害したうえ、 現金約2万2000円とゲーム機など約80点(4万円相当)を奪い、2人の遺体を山中に遺棄した。
遺族は判決後、盛岡地検を通して、「まだ(被告人は)生きており、それがなんとも許せない。でも、 少しは気持ちの整理がつくような気がします」などとするコメントを出した。