以前の記事にトラックバックをいただいて知りました。北海道苫小牧市で男の子の遺体遺棄事件で、山崎愛美容疑者を、 起訴済の三男の殺人と遺体遺棄に加え、長男の保護者責任遺棄罪での起訴を検討しているとのこと。
この容疑者は、交際相手と一緒に住みたいがために、子供が邪魔だとして自宅に放置したとんでもない母親(怒)。 以前の記事の時はわからなかったのですが、長男と三男が2人で自宅に1ヶ月間置去りされたとのこと。
当時三歳だった長男は、自宅に取残されながらも残飯や生米、生ゴミなどを食べて生延びたとのことです・・・・
1ヶ月間、三歳児が何とか生きていた状況を想像すると、涙が出そうになりますよ・・・
さすがに三歳で弟の世話をするのは無理でしょう。「弟の死」ということもわからなかったのではないでしょうか。
自分のことで精一杯だったと思いますが、幸運にも生残れたのだから、これからは何とか幸せな人生を歩んで欲しいと思います。
ところでこの容疑者、二男を亡くしていますが、こちらも虐待の可能性が高そうです。この際、 こちらについても真実を明らかにできないものか。裁判になれば懲役刑なんでしょうが、できることなら、 子供たちと同じ思いを味あわせてやるべきでしょう(怒)
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1歳児を自宅に置去り、死なせた21歳母親
毎日インタラクティブ
北海道・苫小牧の男児死体遺棄:1カ月放置、
1歳児殺害の母追起訴 生米で4歳兄生存
北海道苫小牧市で2月に発覚した男児死体遺棄事件で、札幌地検室蘭支部は6日、母親の同市高砂町1、 無職、山崎愛美(よしみ)被告(21)=死体遺棄罪で起訴=を殺人罪で札幌地裁室蘭支部に追起訴した。 死亡した三男青空(そら)ちゃん(当時1歳)が自らの世話なしでは生存できないと認識しながら、 殺意を抱いて約1カ月放置したと地検は判断した。
起訴状などによると、山崎被告は昨年10月30日ごろから12月4日にかけ、 青空ちゃんを当時住んでいた市営住宅に放置し、餓死か低体温症で死亡させた。発見時はミイラ状態だった。山崎被告は 「子供たちの世話が面倒になり、殺してしまえと考えた。好きな男性と暮らしたかった」と供述しているという。
青空ちゃんと一緒に放置された長男(4)は台所にあった生の米やマヨネーズなどを食べて無事だった。 部屋の暖房はついていた。地検は長男に関しては、保護責任者遺棄罪での追起訴を検討している。【真野森作】
毎日新聞 2007年4月7日 東京朝刊
asahi.com
放置「餓死するはずだった」/2児遺棄事件
2007年04月07日
■チャーハンが「最後の晩餐」/生ゴミ食べ生きていた長男
――苫小牧幼子を2人きりにすれば2人とも餓死するはずだった。
苫小牧市の民家の物置から幼児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄と殺人の罪で起訴された山崎愛美 (よしみ)被告(21)は、当時1歳と3歳の男児の育児に嫌気がさし、昨年10月末、2人を残して家を出た。その前夜、 冷蔵庫の残りものでつくったチャーハンを「最後の晩餐(ばんさん)」として食べさせた。
山崎被告が自宅に戻ったのは、1カ月余り後の同12月4日。2人を置き去りにして、 交際相手の家で暮らしていたが、1歳の青空(そら)ちゃんの遺体の腐乱化が進み、近所から悪臭の苦情が寄せられ、 家の明け渡しを迫られていたため、通告されていた退去日に仕方なく戻った。
ドアを開けると。死んでいると思った長男が、飛び出してきて抱きついた。 冷蔵庫の中にあった残飯やマヨネーズ、米、水、さらに生ゴミを食べて、生き延びていたのだ。冬だったが、 昼間は暖房が自動的につくアパートだったため、凍死することもなかった。
3歳の長男は、自らの命をつなぐことはできたが、弟の世話まではできなかった。 おむつもとれていないハイハイ歩きの赤ん坊の青空ちゃんは、1週間ほどで死亡したとみられる。暖房で腐乱化が進み、 近所に悪臭が漏れた。
札幌地検の調べに対し、山崎被告は、「夜の仕事が楽しく、交際相手と一緒に住みたかったので、 子どもを殺してしまおうと思った」と供述しているという。
地検は今後、長男に対する保護責任者遺棄罪での起訴も検討する。
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■殺人罪で母追起訴――札幌地検室蘭支部
苫小牧市の民家の物置から幼児の遺体が見つかった事件で、札幌地検室蘭支部は6日、 死体遺棄罪で起訴されている同市高砂町1丁目、無職山崎愛美(よしみ)被告(21)を殺人罪で追起訴した。山崎被告は 「世話するのが面倒になり、餓死させようと思った」と殺意を認めているという。
起訴状によると、山崎被告は昨年10月30日ごろから12月4日までの間、 当時住んでいたアパートの自室に、三男の青空(そら)ちゃん(当時1歳)を殺害する目的で放置し、死なせたとされる。