昨日の都知事選は現職の石原慎太郎が圧勝して、三期目の知事を務めることになったそう。当選が決って間もなく、
阪神・淡路大震災では「首長の判断が遅くて2000人が死んだ」と発言するなど、石原節全開だったとのこと。
選挙活動中は謙虚だったそうですが、当選したら強気発言連発で元に戻ったようです。これが、東京都民の選択だった、
ということですね。
石原氏のこれからの任期中に、東京を大災害が襲うかどうか分りませんが、もし阪神・ 淡路大震災に匹敵するような災害が起きたら、敏速に判断して、死者を最小に出来る手が打てるのでしょう。 それができなくては、「首長の判断が遅くて・・・」なんて発言した意味がありませんね。
阪神・淡路大震災の経験により、災害時の危機管理に関していろいろな教訓が得られたのは事実です。 その教訓を知っている都知事たるもの、迅速な対応ができて当り前 :-P もっとも、 そんな手腕を発揮する機会が無いのが一番ですが。
毎日インタラクティブ
都知事選:逆風の中での圧勝に「石原節」はじける
首都の有権者たちは、三たび「強いリーダー」を望んだ。8日投開票された東京都知事選は、 石原慎太郎さん(74)が圧倒的な支持を集め3選を果たした。「国との対決」を掲げ、剛腕を振るってきた石原さん。 だが、身内登用や公金の使い方を巡り足元が揺らいでいた。それでも都民は「実行力」に未来を託す。一方、 戦後最長の景気拡大、都心の地価上昇も庶民には豊かさの実感はなく、地方には疲弊感が漂う。石原さんが「最後の4年」 と宣言して挑む「東京再起動」は日本に何をもたらすのか。その一歩が始まる。
「一部メディアの執ようなバッシングがあったが、都民の良識がこういう結果をもたらしてくれた」
午後8時半すぎ、お気に入りの金ボタンのダブルのスーツ姿で、JR新橋駅(港区) 近くの選挙事務所に姿を見せた石原さん。開口一番、「ほっとした」と語ったが、 逆風の中での圧勝に選挙中見せていた謙虚な言動とは一転、いつもの「石原節」がはじけた。
会見で「何が都民に支持されたか」と聞かれると、「その前に、執ようなバッシングで誤解が拡大された」 と切り出し、「自民党と公明党が支援してくれた。民主党も前はそうだったけど、今回はどこかに行っちゃった」 と皮肉った。
さらに、環境対策など過去2期8年の実績を意気揚々と披露し、95年の阪神大震災について 「首長の判断が遅くて2000人が死んだ」と発言。 都の防災訓練に自衛隊や在日米軍の参加を実現させたことを自画自賛し、「来年は航空母艦を持って来いと言ってやった」 と胸を張った。
また、テレビのインタビューでは、2期目に始めた都の花粉症対策事業を例に、 「国が花粉症のために何をやりましたか。花粉情報をだしているが、情報を流すだけだったらバカでもできる。 何もしていない」と国に対しても気炎を吐いた。思わず「石原節復活ですね」と言ったアナウンサーに、「私は謙虚は謙虚。 反省すべきは反省する。国にも反省してもらいたい」と声を荒らげた。
「高額」と指摘された海外出張、都文化事業への四男の登用など、 2期目終盤に露呈した問題で逆風の選挙戦を強いられた石原さん。選挙前は強い危機感を持っていた。
「『たとえ100票差でもいいから勝ちたい』。あの誇り高い男が、(前回知事選挙で) 300万票取った男がそう言って頼むんだ。40年のつきあいだが、あんな慎太郎を見たのは初めてだった」。 元内閣安全保障室長、佐々淳行さん(76)は選対本部長を引き受けた1カ月前のことを振り返る。
家族や側近で固めた従来の選挙手法を改め、臨んだ今回の選挙。 昨年11月の沖縄県知事選で初当選した仲井真弘多さんの陣営で活躍するなど、「当選請負人」 と異名を持つ選挙プランナーの三浦博史さん(56)を「軍師」に招いたのも危機感の表れだった。
ふたを開けてみれば圧勝。事務所に駆け付けた長男で自民党都連会長の伸晃氏が「最後の親孝行ができた」 と語ったように、これが最後の選挙という。石原さんは都知事選の当選で万歳をしたことはなかったが、 今回は促されて初めて万歳に加わった。事務所で妻典子さん(69)と長男、 三男のそれぞれの夫人と4人並んでマスコミの写真撮影に応じる場面もあった。【合田月美、川辺康広】
毎日新聞 2007年4月8日 23時53分 (最終更新時間 4月9日 3時58分)
asahi.com
阪神大震災「首長判断遅く2千人犠牲」 石原氏が発言
2007年04月09日06時11分
石原慎太郎氏は8日夜の会見で防災策に触れ、「神戸の地震の時なんかは(自衛隊の派遣を要請する) 首長の判断が遅かったから、2000人余計に亡くなったわけですよね」と発言した。 阪神大震災の被災地で反発が出ている。
震災時の兵庫県知事、貝原俊民氏(73)は「石原さんの誤解。たしかに危機管理面で反省はあるが、 要請が遅れたから死者が増えたのではない。犠牲者の8割以上が、発生直後に圧死していた」と反論する。
震災後に同県の初代防災監を務めた斎藤富雄副知事(62)は「全く根拠のない発言で、誠に遺憾。 将来の備えのためにも、過去の災害を適切に分析してほしい」。神戸市に次ぐ被害を受けた同県西宮市の震災時の市長、 馬場順三氏(81)は「震災を実際に体験していないから言える発言ではないか」と語った。
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http://kafunshou7.blog97.fc2.com/blog-entry-107.html
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