前回で殉職か?と思われたリュウですが、ヒカリによって助けられ、ウルトラマン(の一部)となっていました。 ヒカリが再びエンペラ星人に立ち向うも敵わず、ミライは何とかメビウスに変身。エンペラ星人に立ち向いますが、 光線を浴びて「消滅」させられてしまいます。メビウスは敗れることが多かったですが、 ここまでやられてしまったのは衝撃的でした。
もう絶望かと思われた時、GUYSクルーにウルトラ兄弟が、あきらめないようテレパシーで語りかけます。
それぞれのクルーと、ウルトラ兄弟は四天王編での対応の仕方でしたね。ウルトラ兄弟が出てこないと思ったら、
太陽の復活に力を尽していたのでした。
同じくして、ミライが、最後の戦い向け、皆の力を貸して欲しいと語りかけ、ナイトブレスの秘密を明かします。
ナイトブレスはウルトラマンキングが授けたもので、奇跡を起す道具であると。名前だけではありますが、
ここに来てウルトラマンキングが出てきました。
そして、GUYSクルーが光に包まれてメビウスが出現!姿はヒカリとメビウスの融合なれど、 GUYSクルーの意志も一緒になっています。そして、サコミズ隊長がファイナルメテオールを発動。 タケナカ総評議長から受取ったキーはこのキーであり、ファイナルメテオールはスペシウム光線を増幅する武器でした。 どこからともなく飛んできましたが、どこに保管していたのでしょうね(^^;
メビウスは、ファイナルメテオールを通じて、エンペラ星人に光線を浴びせます。サコミズ隊長は、 「お前の力が必要だ」との声に誘われてゾフィーに変身!メビウスに加勢。サコミズ隊長はゾフィーだったのか、 それともゾフィーがサコミズ隊長と共に戦うことを望んだのか。真相はどちらなんでしょうか。 このシーンでははっきりしないですね。
GUYSクルーとウルトラマンの思いが一つになった時、メビウスが、 メテオールで増幅されたメビュームダイナマイト(?)で、遂にエンペラ星人を撃破。太陽も、 ウルトラ兄弟の尽力で元に戻りました。最終的にはレオ・アストラ兄弟とエイティもかけつけていました。 アストラは最後に少しだけ出てきました。
エンペラ星人は「ウルトラマンと人間の絆に敗れたのだ」との言葉を残し、光の欠片になって消えてゆきました。 この言葉には、力のみに頼るエンペラ星人の孤独が現れていたように思います。エンペラ星人を倒すのではなく、 改心させる展開であっても良かったかも知れませんね。
さて最後の戦いが終り、メビウスは地球での経験で得た大切なものを胸に、ウルトラの星へと帰ります。
正体がわかっている設定のため、ウルトラシリーズの中でも、仲間に見送られながらの賑やかな別れです。ミライの
「ありがとうございました!」が「心からの言葉」ですが、他のクルーがミライにかけた言葉も、全てが「心からの言葉」。
しかしながら、隊長の「これで君もウルトラ兄弟の仲間入りだね」というセリフが一番印象的でした。サコミズ隊長は、
ウルトラマンに力を貸したい、という思いでミライの成長を助けたのでしょう。リュウがメビウスの地球での兄とすれば、
隊長は父親だった、というところでしょう。
ミライとの別れの後、リュウ以外のクルーはGUYSを辞め、それぞれの夢を実現したようです。
ジョージはサッカー選手に、マリナはバイクレーサーに、テッペイは医者に、コノミは保育士に。
リュウは、GUYSクルー。出世はしたのでしょうか?隊長になっていたのでしょうか?
最後はミライがいた頃のGUYSクルーの写真で終り。マックスの最終回を少し思い出しました。
これで、約1年続いたメビウスは終り。最終回は、展開がかけ足で、 やや深みに欠けるところがあったように思いますが、人間とウルトラマンが、まさに力を合わせ、気持を合わせて敵を倒す、 という終り方は、ウルトラシリーズの集大成としてはふさわしいものだったと思います。
後日、メビウスの全体感想をアップする予定。