メビウスも最後の三部作に突入しました。冒頭で、ミライ=メビウスであることを知ったヒルカワが、 週刊誌にメビウスの正体の暴露記事を書きます。44話の伏線がここで出てきたのですが、ちょうど同じタイミングで「皇帝」 が地球に襲来、13体のインペライザーを主要都市に送り込み、メビウスの追放を迫ります。 メビウスは人間に化けてある場所に潜伏していると伝え、人間の手でメビウスを差出すように要求。
インペライザーは皇帝の武器だったのですね。皇帝の声を聞きつつ、センベエ博士がまたとんでもない発明を、 と思っていました(^^;、以前1体でさえ苦戦したインペライザーが13体も・・・これだけでも十分な恫喝だと思いますが、 さらに容赦なく東京のインペライザーを起動。
メビウスとGUYSクルーが出動しますが、これが苦戦するかと思いきや、インペライザーを2体倒してしまいます。 特にメテオール・インビジブルフェニックスで倒してしまうとは、GUYSはかなりの成長ですね。しかし、 倒したはしから新たなインペライザーが送込まれるため、結局、メビウスは敗退。 メビュームダイナマイトを使ったこともあるでしょうが、メビウスも瀕死の状態に・・・弱り切ったミライの脈拍、 血圧の描写はセブンの最終回(史上最大の侵略)を彷彿とさせるものでした。
自身の力を見せつけた皇帝は、メビウスを追放すれば、代りに自分が地球を守ると言い、 3時間以内に結論を出すように要求。ここでヒルカワがここぞとばかりにメビウスの正体を暴露、国家安全保障局シキ査察官が、 ミライの引渡しを要求することに。宇宙人がメンバーに入っている今のGUYSは「地球は人類自身の手で守らねばならない」 というキリヤマ隊長の言葉に反している、という論理が出てきました。
当然、仲間の引渡しを拒むGUYSクルー。 海外視察から帰ってきたトリヤマ補佐官もミライをかばいビシッと決めますが、それでもおさまらず、遂にサコミズ隊長が、 自身が総監であることを明かします。これは予想通でしたが、ではゾフィーの人間体は誰なのか? というのはちょっとわからなくなりましたね。
シキ査察官は、ミライの引渡しとサコミズの総監辞任を要求。サコミズは総監最後の仕事として、緊急会見に臨みます。 会見では、総監がゾフィーとの出会いを話し、ウルトラマンへ声援を送ることも戦いである、皇帝の脅しに屈さず、 自身の心に従って結論を出して欲しい、と呼びかけます。
会見に触発された?人たちは、メビウスと共に戦う決意をし、GUYSにメビウスを応援するメッセージがあふれます。
人々の意志は政府を動かし、ミライの引渡しも、サコミズの辞任も無くなりました。
会見からここまでは非常に感動的な流れでしたが、人々の反応はデスレムの時とは大違いです。
ヒルカワも立場が無くなってしまいましたが、本当に彼はこれで終りなのか、という疑問が残りますね。
皇帝には屈さない、という意思表示は地球全体の運命に関わっていると思いますが、日本だけで決定して良いのか、
というのもちょっと思いましたが・・・・(^^;
さて、人間の意志を知った皇帝は、インペライザーを起動して攻撃を開始。迎え撃つGUYSが出動しますが、 何者かの攻撃を受け不時着。ボロボロのメビウスも変身して立ち向いますが、戦う力もなく、なされるがまま・・・ 大ピンチを迎えてどうなるのか。
三部作の前編で、皇帝との戦いに至るまでが描かれ、いくつかの謎が解き明されました。 ウルトラマンヒカリが太陽に異常な黒点が現れているのを見つけていますが、これも皇帝の仕業なのか。サコミズ総監の会見で、 タケナカ総評議長から渡されたカギのようなものを携えていましたが、これはいったい何なのか。GUYSの切札なのか?
そして、大ピンチに陥ったGUYSクルーとメビウスはどうなるのか?次回・次々回と目が離せないですね。