大阪市が公用車121台を処分したとのこと。総額約5800万円。市の幹部は、市民の「ぜいたくだ」 という批判に応えられたのではないか、とコメントしているそうです。
コスト削減になるということは、公用車にまつわる費用よりも、
他の交通機関を利用した方が安くなるということなんですよねぇ。5800万円儲った、ということでなく。
公用車の代りにタクシーを使いまくって、かえって交通費が増えましたとか、交通費の分、職員や議員の手当を引上げ、
なんてことにならなければ良いですが。
asahi.com
公用車121台処分、計5800万円なり 大阪市
2007年03月15日17時48分
コスト削減のため、大阪市が民間への売却などを進めていた事務用公用車121台の処分が完了した。 最高額は市議会の副議長車(トヨタ・センチュリー、排気量5000cc)で550万円。一方で、 旧型のため5000円で業者に引き取ってもらった区長車もある。収入総額は計5838万円2610円。 市の負債約5兆5000億円に比べれば微々たる額だが、市幹部は「市民の『ぜいたく』批判には応えられたのではないか」 と話している。
公用車の売却は関淳一市長が市政改革の一環として打ち出した。昨年4月から売却を始め、 地域の防犯パトロール車などに転用されたり、社会福祉協議会に無償で譲渡されたりなどした11台を除き、 2月末までに109台が主に入札で中古車販売業者に売却され、1台が公的団体に有償で譲渡された。
このうち100万円以上で売れたのは、市長車や助役車など市長室の6台と、 市議会事務局の議長車と副議長車、収入役室の収入役車、選挙管理委員会の選管委員長車の計10台。 市長車は最高額で売れた副議長車と同車種で、購入時期も同じだったが、 走行距離が約5万7500キロと副議長車の約4万3000キロを上回ったため、落札額が下回ったとみられる。
売却額の上位6位までを占めたトヨタ・センチュリーには、テレビやDVD、 マッサージシートなどを備えた豪華車が多く、購入時には1台約1000万円の公費が使われていた。
95年4月に202万円で購入され、走行距離が約6万8000キロメートルだった鶴見区の区長車 (トヨタ・クラウン、2000cc)は入札を3回繰り返したが参加者がなく、 中古車業者に随意契約で5000円で引き取られた。
公用車廃止に伴い、専属運転手121人は区役所などに配置転換されている。