日航機の機長が、自動操縦で巡航中の飛行機の操縦席に客室乗務員を座らせ、記念撮影していたことが発覚。
機長が客室乗務員に「操縦席に座ったことはあるか?」と声をかけ、無いという返事だったので撮影を勧めたそうです。
何らかの事故につながることは無かったのですが、国土交通省が行政処分を検討しているとのこと。
側にいた副操縦士は、罪悪感を感じたものの、止められなかったそうです。
声をかけられた客室乗務員も拒否しなかったのでしょうかね。やはり上司の勧めを断るのは難しい、といったところか。
声をかけた機長にしても、自身の仕事に対する緊張感が無くなってしまっている感じですね。ひょっとして、
操縦席で記念撮影というのは、口説きのテクニックの一つか?f(^^;
今回発覚したのは、氷山の一角である気がしてなりませんが。
asahi.com
操縦席で客室乗務員を記念撮影 日航機長ら厳重注意
2007年03月12日11時43分
昨年12月、ロンドン・ヒースロー空港から関西空港に向かっていた日本航空のボーイング777型機 (乗客・乗員190人)がシベリア上空を巡航中、機長(45)が客室乗務員(28)を機長側の操縦席に座らせ、短時間、 デジタルカメラで記念撮影していたことが分かった。右側操縦席にいた副操縦士(34)も社内調査に 「良くないと思ったが止められなかった」と話したという。
日航は機長と客室乗務員を乗務から外して厳重注意、副操縦士も厳重注意にした。 航空法は航空従事者に非行や重大な過失があった場合、業務停止を命じることができると定めており、 報告を受けた国土交通省は行政処分を検討している。
日航によると、機長が飲み物を持ってきた客室乗務員に「操縦席に座ったことはあるか」と声をかけ、 ないと答えると撮影を勧めた。操縦席に座って操縦桿(かん)に手を添えるなどした乗務員を、1分程度、 2枚撮影したという。当時は自動操縦中だったものの、操縦桿には自動操縦の解除ボタンが付いていた。