中国は上海の方ですが、変異した鳥インフルエンザが発生し、人への感染が起きている模様です。
強毒性になっており、人から人へ感染する能力を獲得している可能性が高いらしいです。
人から人へ感染するとなると、感染の拡大が心配されます。免疫を持っている人はいないので、死亡率も高くなるでしょう。現時点でも死者が出ています。
パンデミックに発展しなければ良いですが、冬を過ぎて春になろうという時期であるのが多少の救いでしょうかね。
今のところは中国国内の出来事とはいえ、交通手段が発達した今の世の中は拡散するのも早いので日本でも注意が必要でしょうね。
産経ニュース
2013.4.3 08:43
中国国内で人への感染が確認された鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)について遺伝子解析などの結果、本来の弱毒性ではなく発症すると重い症状が出やすい強毒性で、人から人への感染の恐れがあるタイプに変異している可能性が高いと専門家が分析していることが3日、分かった。関係筋が明らかにした。
世界保健機関(WHO)は「人から人への感染例は見つかっていない」としている。しかし変異が確認されれば感染が拡大する可能性もあるため、中国の保健当局と協力し、事態を注視していく方針だ。
WHOはH7N9型の人への感染は初めてと確認。豚からの感染も疑われているが、上海市の川で3月に見つかった大量の豚の死骸との関係は不明。H7N9型は本来、弱毒性とされるが、中国国内での感染例は症状が重篤で、遺伝子解析の結果、感染した人体内で見つかったウイルスは強毒なことが分かった。さらに上海市で死亡した87歳の男性は、家族内での感染も疑われる状態だという。
2013.4.2 21:59
中国江蘇省政府は2日、省内で4人が鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染し、いずれも重体と発表した。中国当局が人への感染確認は初めてとしているH7N9型の感染確認は計7人となった。
同省政府が4人と接触した住民らを調査したところ、現時点で鳥インフルエンザの症状は確認されていないとしている。
一方、2人の死者が出た上海市の地元政府は2日、緊急記者会見を開き、全市で警戒態勢を敷いたと発表。上海市の川で見つかった大量の豚の死骸から鳥インフルエンザウイルスは見つかっていないと説明した。
香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは2日、上海市で死亡した2人以外にも同市で5人が原因不明の重い肺炎になっていると伝えた。上海市は同日の会見で、「原因不明の肺炎の新たな報告はない」と説明した。(共同)
中国は、サーズの時の悪しき対応が記憶にございますので、今回のも非常に心配です。いや、あちらだけで済むのなら構いませんが、今やそうも言っていられないかと思われ・・・
言われるように、かの国のことですから、本当に都合の悪い情報は公表していないかもしれませんね。
心配ですが、一応、日本も警戒を始めているようですし、まずは冷静な対処で進んでいくしかないようですね。