昨年の12月に試験導入が発表されていた、全身を透視するスキャナー検査が、実際に導入され、
運用がはじまったとのこと。導入されたのはアリゾナ州フェニックス。
この検査では衣服が透けてヌード状態で見られてしまうため、人権団体が検査禁止を議会に要請するなど、
反発が激しいようです。導入すると発表した時点でも反対があったのですから、
実際に使われだしたらますます反発が激しくなるのは当り前。
どうなるのかは検査の効果や乗客の反応を見て、ということです。これが普及していくようなら、 将来は日本でも導入されることになるかも知れませんね。国内線なら、検査が嫌で飛行機ではなく新幹線を使うという、 という反応になるかも。また、検査タレント○○のスキャナ検査画像が流出、なんていうことが起きるかも知れません。
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アメリカの空港で裸体まで透視するスキャナー検査を試験導入
asahi.com
米空港、全身透視検査を試験導入 「事実上ストリップ」
2007年02月24日16時23分
米運輸安全局は23日、 旅客の全身を透視するX線スキャナー検査をアリゾナ州フェニックスの空港で試験的に導入した。 巧妙に隠されたプラスチック爆弾や麻薬の発見に効果的とされるものの、人権団体は「事実上のストリップ検査」 と猛反発している。
新検査では、衣類が透けてヌード状態に透視されるが、同局は画像にぼかしを入れ、 検査所から離れた所にいる係官が画像を見るなど配慮。しかし、プライバシー侵害との懸念は払しょくされず、 米自由人権協会は、スキャナー検査の禁止を議会に要請している。
この検査は「バックスキャッター(後方散乱)式」と呼ばれるX線を活用。 自動販売機ほどの大きさの検査器の前に立つだけで検査が終わる。対象は金属探知機検査で反応した旅客に限定され、 試験期間中はスキャナー使用を拒否できる。
米メディアによると、同局は新検査の効果や旅客の反応を見た上で、 日本人旅客も多いロサンゼルス空港などで年内にも同様の検査を取り入れる方針という。(時事)