2007年02月23日

「気腫疸菌」、千葉で世界初のヒト感染

 牛の病気の原因となる「気腫疸菌」(きしゅそきん)が、世界で初めてヒト(千葉の男性)に感染し、 感染した男性が死亡していたことが明らかになったそうです。気腫疸菌は破傷風菌の仲間で、土の中などにおり、 牛や羊に傷口から感染して筋肉を壊死させるそうです。致死率は非常に高いとのこと。

 亡くなった男性は、身体全体が炎症を起していたようです。破傷風は子供の時に三種混合ワクチンの一つとして、 予防接種しなければならない病気です。気腫疸菌その仲間の細菌なので、注意が必要でしょう。 突然変異で人間に感染できるようになったのだとすれば、ワクチンや治療薬などの対策がすぐにできないので、なおさらです。

 感染経路が分っていないなど、なお謎だらけのようですが、男性が亡くなったのは去年の2月のこと。 今までの1年間公表されなかったのは、調査に時間がかかっていたのか、それとも公表できない理由があったのか? 気になります。

 

YOMIURI ONLINE
牛「気腫疽菌」、世界初の人感染…千葉で男性死亡

 千葉県の船橋市立医療センターは22日、同県内の50歳代の男性が、主に牛の病気の原因とされる 「気腫疽菌(きしゅそきん)」に感染し、死亡したことを明らかにした。

 気腫疽菌は破傷風菌の仲間で、通常は土の中などに存在する。人への感染が報告されたのは世界初という。

 同センターによると、気腫疽菌は、傷口などから動物の体内に入り、筋肉が壊死する「気腫疽」 を発症させる。若い牛や羊に発症例が多く、致死率は非常に高いとされる。

 死亡した男性は2006年2月、高熱と胸の打撲傷で、同センターに搬送された。男性は搬送時、 既に心肺停止状態で、すぐに死亡。のどの炎症を起こし、体全体が膨れ上がり、特に肺の膨張が著しかったため、 男性の肺の組織を調べると、気腫疽菌が検出され、肺の筋肉が壊死(えし)していた。

 同センターは、「気腫疽菌は人には感染しないというのがこれまでの『常識』だった。 くわしい感染経路を調べることが今後の課題」としている。
(2007年2月22日22時41分  読売新聞)

 

 

posted by いさた at 16:56 | Comment(2) | TrackBack(3) | 思い事(固め) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
> 管理人様

TBありがとうございます。
以前、初めてエボラ出血熱を聞いたときと同じ衝撃を受けた拙僧です。世の中には、未だに恐るべき致死率を持つ病原菌があるということですね・・・
Posted by tenjin95 at 2007年02月23日 17:46
>以前、初めてエボラ出血熱を聞いたときと同じ衝撃を受けた拙僧です。

 鳥インフルエンザが突然変異してヒトからヒトへ感染するようになったら、ということには、危機感を持って対策が進められています。

それ以外に、思いも寄らないところから新しい脅威となるかもしれない病原菌が出てきました。
 これから、このようなことが増えるかもしれませんね。
Posted by いさた at 2007年02月23日 18:58
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Tracked: 2007-02-23 17:47

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